【第1部】45歳・香織──横浜の夜に忍び寄る背徳の囁き
私の名前は香織、四十五歳。
港町・横浜の高台に建つマンションに、夫と二人で暮らしている。娘の美希は二十三歳、大学を卒業してから同棲していた恋人・たかしさんと、このたび結婚することになった。
母として、喜びと誇りを抱いているはずなのに、心のどこかがひりついていた。
娘が生まれてから二十余年、日々を注いできた私の腕の中から巣立ち、彼女が“女”として新しい家庭を築いてゆく。私はもう“母”としての役割しか残されていないのだろうか──そんな虚しさが、夜ごと胸を締めつけていた。
結婚式の前夜。夫は仕事で遅く、私とたかしさんが式の最終確認をするため、リビングで二人きりになった。
窓の外には横浜港の灯りが揺れ、遠くから汽笛がかすかに響く。
その静寂を破るように、彼が不意に言った。
「香織さん……本当は、あなたと一緒になりたかった」
耳を疑った。
娘の婚約者から、そんな言葉を聞くなんて。
笑って流そうとしたけれど、視線を逸らした瞬間、熱い手が私の手首を掴んだ。
「冗談でしょう?」そう言いかけた声は震え、唇は乾ききっていた。
彼は表情を変えぬまま、まるで息を重ねるように囁いた。
「俺、ずっと……香織さんを女として見てました」
その言葉が胸の奥深くに刺さり、息が詰まった。
“母”である私を、誰もが通り過ぎてきたはずなのに、彼は“女”として見ている。
理性が拒んでも、身体の奥底で凍りついていた部分がじわりと溶け出すのを感じた。
ソファに押し倒された瞬間、背中に冷たい革張りの感触が広がり、私は喉を震わせていた。
「いけない……娘の……」
そう言葉を紡ぐたびに、彼の吐息が首筋に触れ、羞恥と快感が絡み合って胸を締めつける。
脚の付け根をかすめる指先に、火照りが伝播する。
下着越しに撫でられただけで、私は思わず腰を跳ねさせ、唇を噛んだ。
「……いや……やめて……」
「でも、濡れてますよ」
低い囁きに、堪えていた声が零れた。
「あぁ……っ……」
その瞬間、私は母であることを裏切り、女として目覚めさせられていくのを止められなかった。
【第2部】婚前夜の秘めごと──巨根に裂かれ濡れひらく母の肉体
ソファに押し倒されたまま、私は必死に首を振っていました。
「いけない……私は母なのに……」
けれど震える声の奥では、すでに“女”として抗えぬ熱が芽吹いていたのです。
たかしさんはゆっくりとズボンを下ろし、闇に艶めくそれを露わにしました。
一瞬、息が詰まりました。
黒々と張りつめ、脈打ちながら屹立するその巨根は、太さも長さも、私がこれまで見たことのないほど。
「……こんな……」
思わずこぼれた言葉は拒絶のはずなのに、喉は乾き、胸は震えていました。
「怖いですか?」
「……ちが……違うのに……」
「でも、見てください。身体はもう待ってますよ」
その巨きなものが腿に押し当てられると、熱と重みが肌を焼き、腰が勝手に揺れました。
秘部を覆う布に先端が触れたとき、下着ごと蜜が押し潰され、じゅるりと淫らな音が零れる。
私は目を閉じ、両手で彼の胸を押し返そうとしたのに、指先は弱々しく震えているだけでした。
「入れますよ……香織さん」
囁きとともに、先端が狭い隙間へ沈み込む。
「やぁっ……! そんな……裂けちゃう……」
押し広げられる瞬間、全身が跳ね、涙がにじみました。
だが痛みとともに、奥深くまで押し込まれるたび、理性を超えた甘美な波が広がる。
巨根が肉壁をこじ開けるたび、喉からこらえきれない喘ぎが洩れました。
「んっ……はぁ……だめ……あぁ……深い……」
衝撃と快感に翻弄され、ソファの背もたれを掴む手は白くなる。
腰を突き上げられるごとに、私は母であることを忘れ、女として歓びに震え続けていました。
【第3部】純白の花嫁衣装の前で──背徳の視線に濡れながら揺さぶられる絶頂
披露宴会場は花々と祝福の拍手で満ちていました。
純白のヴェールを纏った娘・美希の姿は、母である私の目に涙が滲むほど眩しく映っていた。
けれどその隣に立つたかしさん──昨夜、私の奥を突き破るほどの巨根で乱した男──の存在が、胸の奥で熱く疼きを呼び覚ましていたのです。
祝辞の声が響くたび、私は無理に笑顔を浮かべました。
しかし、ドレスの裾に隠れた脚の奥では、昨夜の残滓がまだ湿りを保ち、椅子に腰を下ろすたびに熱が蘇ってきました。
グラスを唇に運ぶ手が震える。
理性は「忘れろ」と命じるのに、身体は「思い出せ」と求めている。
ふと、彼の瞳と視線が絡みました。
誰も気づかぬ鋭い光。
その一瞬で、昨夜の情景が脳裏を閃光のように駆け巡る。
──巨根が押し広げ、肉の奥で脈打ち続けた灼熱。
──「母さん、もう逃がさない」と耳に落とされた呟き。
──何度も絶頂に攫われ、身体を痙攣させながら涙と喘ぎで濡れた夜。
「……あぁ……っ」
気づけば小さな声が漏れ、私は慌てて口元を押さえました。
テーブルの下で脚を組み替えると、秘部にこすれる感覚に、またも甘い電流が走る。
そして彼は、シャンパンの乾杯の合間に私の耳許へさりげなく顔を寄せ、囁いたのです。
「香織さん……今、濡れてますよね」
喉奥からせり上がる声を堪えきれず、私はグラスを強く握りました。
夫の隣、娘の祝福の笑顔のすぐ傍で、私の内側は背徳と快楽に溺れ続けていたのです。
拍手が鳴り響くたび、腰の奥では熱が高まり、誰にも気づかれぬ絶頂が幾度も身体を震わせた。
母としての顔を保ちながら、女として秘かに果て続ける──それが、あまりに甘美で、あまりに罪深い悦びでした。
まとめ──母でありながら女である私の封じられぬ背徳体験
娘の晴れ舞台を祝うはずの披露宴。
けれど私は昨夜の背徳に囚われ、巨根に裂かれた身体がまだ疼き続けていました。
祝福の拍手の中で、私は誰にも悟られず、女として幾度も小さな絶頂を重ねていた。
「ごめんなさい……美希。母さんは、女であることをやめられなかった」
婚前夜の禁断の体験は、私の肉体と心に深く刻まれ、永遠に封じられることはないのです。




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