【第1部】敗北の汗と誘惑の囁き──夢を喰われた夜に震えるバレー部女子の告白
私は22歳、佐伯沙羅。
岐阜の片田舎で育ち、幼いころからバレーボール一筋で生きてきた。
「エース」と呼ばれることに誇りを感じながらも、それは同時に呪いでもあった。
最後の大会、インカレ決勝トーナメント。
コートに響いた笛の音が、私の未来を冷たく切り裂いた。
スコアボードに浮かぶ数字は無情だった。
あと一歩、あと一本──その悔しさが、膝から崩れ落ちた私を地面に縫い止めた。
ユニフォーム越しに流れる汗が、なぜか涙よりも熱かった。
観客席を見上げると、推薦の話をしてくれていた恩師の表情が曇っていた。
「これで終わりか」
胸の内で呟いた声は、冷たく、そしてどこか甘美でもあった。
寮の自室に戻り、鏡の前でジャージを脱いだ。
全身がまだ火照っているのに、心の奥は氷のように冷えていた。
ブラの下に光る汗のしずくを指でなぞると、その冷たさと熱の対比に思わず小さく息が漏れる。
「推薦……なくなったんだ」
声にした瞬間、現実が胸に突き刺さり、下腹部がじわりと疼いた。
悔しさと敗北感が、なぜか身体の奥に熱を生む。
それは、努力を積み重ねてきた肉体が、違う意味で試される予兆のようだった。
数日後、一本の連絡が入った。
差出人は大学のコーチ。
「特別強化合宿に参加しないか」
その文字を見たとき、心臓は跳ね、呼吸が荒くなった。
「ここで力を示せば、まだ推薦の可能性がある」──そんな甘美な言葉が添えられていた。
指先が震え、スマートフォンを握る手に汗がにじむ。
合宿の会場は、長野の山間にある古びた体育館と合宿所。
着いた瞬間、空気の湿度が肌を舐めるようで、胸の奥の緊張と期待を煽った。
白い壁に反射する自分の姿は、かつての「エース」ではなく、何か別の存在に変わろうとしているように見えた。
初日の夜、コーチに呼び出された。
「推薦が欲しいなら……別の力を示すんだ」
耳元に落ちた声は、まるで罠のように甘く低かった。
背筋が凍りついたのに、なぜか脚の付け根が熱を持ち始める。
「そんなこと……」
否定の言葉を口にした瞬間、自分の声が震えていたのは恐怖のせいか、それとも別の欲望のせいか分からなかった。
鏡に映る私の身体は、アスリートとして鍛えたはずなのに、今はただ「試される女」として震えていた。
夢を掴みたい。
でも、その夢の代償に差し出すのが自分の身体だとしたら──？
汗と羞恥に濡れながら、私は答えを出せずに立ち尽くしていた。
【第2部】濡れの予兆と夢の代償──汗と羞恥が交わる合宿の夜
合宿二日目の夜。
消灯時間を過ぎても、胸の鼓動は落ち着かなかった。
畳の上で横たわる仲間たちの寝息を聞きながら、私はひとり、喉が渇くような感覚に襲われていた。
夢を掴みたい、その渇望は心を突き上げるのに──なぜか同じ熱が下腹部にも広がっていた。
「沙羅、ちょっと来い」
低い声に呼び出され、私は静かに布団を抜け出した。
廊下の裸電球が肌を薄く照らし出す。冷たい板張りの床を歩くたびに、素足の裏がじんと痺れる。
合宿所の一室。
ドアを閉めると同時に、背後から肩を掴まれた。
振り返る前に、耳元で囁かれる。
「推薦が欲しいんだろう？」
その声は、拒絶を許さない圧と同時に、甘い毒のように耳の奥へ染み込んでいく。
「ちが……でも……」
言葉は途中でほどけた。
息が胸の奥で絡まり、喉から漏れたのは抗いの声ではなく、震えた吐息だった。
熱い指が、ユニフォームの裾からすべり込む。
練習で鍛えたはずの腹筋が、その指先に触れられた瞬間だけ、柔らかく震えた。
「んっ……や……」
抗う声とともに背筋が反り、汗が新たに浮き出す。
羞恥と恐怖がないまぜになりながら、なぜか胸の奥で別の感情が芽生える。
触れられてはいけないはずなのに、触れられた瞬間に、身体が裏切るように火照っていく。
「ほら、もう……」
そう囁かれ、視線を落とすと、短パンの内側に自分の熱がにじんでいるのが分かった。
「違う……違うのに……」
必死に否定の言葉を繰り返すのに、股間を伝う湿りは雄弁に真実を語っていた。
その瞬間、私は悟った。
これは夢を掴むための条件ではなく──夢そのものに絡みついた、逃れられない欲望の罠。
でも、身体は拒めない。
「だめ……見ないで……」
羞恥に濡れた声が夜の部屋に零れ、次の瞬間、唇を塞がれた。
甘い唾液の混ざる感触に、頭が真っ白になる。
「ん……あっ……」
自分でも聞いたことのない声が喉から溢れ、全身が痙攣するように熱を帯びていく。
汗、羞恥、夢、欲望──そのすべてがひとつに絡み合い、私を濡れさせていった。
【第3部】巨根に貫かれる夢の代償──絶頂と余韻に沈むバレー部女子の夜
唇を塞がれたまま、私は抗うことも忘れていた。
熱い舌が絡みつくたび、膝の力が抜けていく。
背後の壁に押しつけられ、両腕は高く掲げられた。
「推薦が欲しいなら……もっと深く、見せてみろ」
低い声に囁かれるたび、心臓が胸を破りそうに打ち、脚の付け根は勝手に熱を帯びていった。
短パンを引き裂かれる音が闇に響き、冷気が濡れた素肌に触れる。
「あっ……や、だめ……見ないで……」
羞恥の声は弱く、逆に相手を煽るように震えていた。
そのとき、視線に飛び込んできたものに息を呑む。
衣擦れの間から解き放たれたそれは、獣のように脈打ちながら、存在を誇示していた。
「……こんな、大きい……」
言葉が漏れると同時に、喉が乾く。
長さも太さも、これまで想像したどんなものよりも巨大で、光沢を帯びたそれがゆっくりと近づいてくる。
自分の身体では到底受け止められないと直感したのに、心の奥底から「欲しい」と囁く声がした。
「沙羅、逃げるのか？」
挑発的な声に、首を振ったのか、縦に頷いたのか、自分でも分からない。
ただ次の瞬間、下腹部を裂くような衝撃が走った。
「──ッ……あぁぁっ！」
声が抑えきれずに溢れ出す。
熱く硬い塊が、ゆっくりと、しかし容赦なく奥へ奥へと突き進む。
全身が痙攣し、爪が背中を掴む。
「入って……こわれる……や、だめ、もう……」
涙と汗が頬を伝い、それでも腰は無意識に迎え入れていた。
肉の壁が引き裂かれる感覚と同時に、奥の奥にまで押し込まれる。
その瞬間、視界が白く弾けた。
「んあぁっ……あっ、あぁぁぁぁっ！」
自分の声が、まるで知らない女の喘ぎ声のように響く。
腰を掴まれ、巨根が突き上げるたびに、乳房が震え、汗が飛び散る。
「もっと……もっと奥まで……！」
理性が崩れ落ち、夢を求めていたはずの口から、欲望を乞う言葉が勝手に漏れていた。
やがて衝撃はリズムを失い、狂気のように荒々しくなっていく。
「んぁっ……や……！ だめ、イく、もう……」
腰の奥で爆ぜる熱が重なり、何度も絶頂の波に攫われる。
自分の身体が、巨根の律動に合わせて打ち震えるたび、羞恥は消え、快楽に飲み込まれていった。
最後の深い突き上げとともに、灼けるような奔流が奥へと注ぎ込まれる。
「──ッあぁぁぁぁぁぁっ！！」
全身が痙攣し、視界が弾け飛ぶ。
涙と汗に濡れた身体は、ただ巨根に貫かれる快楽の余韻に沈み、動けなかった。
静寂。
荒い息と鼓動だけが、まだ続いている。
夢を掴むために身体を差し出したはずだった。
けれど今は、夢と欲望の境界が溶け合い、どちらが本物なのか分からなくなっていた。
「沙羅、お前には才能がある。コートの上でも、ベッドの上でもな」
耳元で囁かれた声が、背筋を震わせる。
羞恥に顔を覆いながらも、身体はまだ熱を欲していた。
夜が更けても、余韻は消えなかった。
夢の代償に濡れた身体は、もう元の私には戻れないのだと悟っていた。
まとめ──夢と欲望を呑み込み濡れた夜の告白
私は22歳、佐伯沙羅。
大学最後の大会で敗れ、推薦という道を失った。
けれど特別合宿に誘われ、夢を繋ぎとめたい一心で身体を差し出したその夜──。
コートの上では掴めなかった熱狂と歓喜を、私は巨根に貫かれた肉体で知ることになった。
羞恥と恐怖に震えながらも、濡れてしまう身体。
拒みながらも、奥の奥まで欲してしまう心。
それは「夢の代償」ではなく、私自身の奥底に眠っていた渇望だったのだ。
今でも目を閉じれば、汗と涙に濡れたあの夜の匂いが蘇る。
夢と欲望の境界は、汗に溶け、絶頂の余韻に呑み込まれた。
推薦という文字よりも先に、私は女としての本能に刻まれてしまったのだ。
──スポーツも、夢も、そして快楽も。
そのすべてを貫かれ、濡れた夜が、私の人生を変えてしまった。
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