妻の裏の顔を監視カメラで見た日──息子のコーチとの情事に目覚めた夜

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【第1幕】夜の静寂に、肌の匂いだけが違っていた

気づいたのは、ある夜だった。

妻がいつものように風呂上がりの濡れた髪をタオルで包み、
胸元を少し開けたネグリジェのまま寝室に入ってきたとき。
ふわりと鼻先をかすめた香りが、
ほんのわずかに――いつもの“彼女”とは違っていた。

湯上がりの柔らかな石鹸の匂いに混じるように、
何か湿った、甘い汗と白檀めいた痕跡が、
空気の底で、色を帯びて立ちのぼった

「…なんか、香水、変えた?」

そう訊ねた声は、自分でも驚くほど無意識だった。
だが、妻はほんの一瞬だけ、視線を私から逸らした。
まるで、忘れていた罪が肌に染みこんでいたことに気づいたかのように。

「え…? ううん、何も…」

タオルをほどきながら、首筋を拭うその動きに、
私は目を奪われていた。
胸元から覗く素肌には、淡く火照ったような紅潮が残っていた。

なぜだろう。
毎日見ているはずの身体なのに、
その夜の妻は、“他人の手”でほどかれたように見えた。

下着のライン。うなじの艶。
寝室に広がる、どこか“湿ったような匂い”。

そして、ベッドサイドのゴミ箱の奥、
くしゃくしゃに丸められたティッシュの量が、
その夜に限って、異様に多かった。

彼女の身体に触れようとしても、
「疲れてるの」とだけ言って、背を向ける。
だが、シーツにしみこんだ肌の匂いは、
明らかに**“今すれ違ったばかりの熱”**を帯びていた。

私は、静かに決意した。

その夜、
寝室の天井の照明フレームに、
小さな黒い防犯カメラを忍ばせた。

目的なんてなかった。
いや、あったのかもしれない。
ただ、“何かが始まっている”という、
得体の知れない直感に、本能が反応してしまっていたのだ。

私は――
あの夜から、自分の欲望にも嘘がつけなくなっていった。

【第2幕】知らなかった、彼女の声──映像が、私の性感を濡らしていく

金曜の夜。
いつもより早く帰宅したはずの私だったが、家は静かだった。
風呂は空っぽ。妻のスマホはリビングに置かれたまま。
その無防備さが、逆に妙に思えた。

そして――
リビングの奥、照明の灯らぬ寝室の扉が、ほんのわずかに、開いていた。

私は何も訊かず、その夜をやりすごした。
翌朝、まだ妻が眠っているあいだに、
私は防犯カメラの映像を回収し、
一人、書斎でそれを再生した。

画面に映ったのは──
午後3時すぎ。
玄関の扉が、合鍵で開けられる。

そして現れたのは、
息子のバスケ部の今の外部コーチだった。
大学4年、スポーツ推薦で入ったという噂の男。
Tと呼ばれていた。
長身で筋肉のついた、だが線の細い青年。
私が一度も“男”として意識したことのなかったその存在が、
私の妻に、口づけていた。

「久しぶり、R子さん。…今日も、綺麗ですね」

妻の笑い声が、映像のなかで艶めく。
「来てくれて、嬉しい…早く、抱いて」

彼女は自ら、Tの首に腕をまわし、唇を重ねた。
その瞬間、私は呼吸を忘れた。
この女は誰だ。
私は、誰と暮らしていたんだ。

ブラウスが滑り落ちる。
ネイビーのレースの下着が露わになり、
Tの指先が、迷いなくその肩紐を外していく。

「また形、変わりましたね…胸」
「えっ…わかる? 嫌だったら…」
「いや、…逆に、そそります」

そう言って、Tは妻の胸をゆっくりと舐めた。
映像には、ピントの奥で肌が濡れていくさまが克明に映る。
妻は目を閉じ、喘ぎを噛み殺すように、シーツを握りしめていた。

やがて、妻はTのズボンを脱がせ、
ソファの縁に腰掛ける。
視線を絡めながら、音を立てて彼のものを咥え込んだ。

唇が滑る。喉が震える。頬が紅潮し、
耳元に貼りついた髪が、汗で艶を帯びている。

「…奥まで、入れて…T君の、味…忘れられないの」

その言葉を、私はただ、モニター越しに聞いていた。
全身が、熱に包まれていく。
見るだけで、性感が開かれていくのがわかった。

やがて、二人はベッドに横たわる。
妻が四つん這いになり、Tが後ろからゆっくりと挿れていく。

「奥まで入ってる…苦しい…でも、好き…」
「R子さん、今日…すごく締まりますね」
「だって…あなた、来るってわかった時から…ずっと、ここが疼いてたの…」

映像には、抽送のたびに妻の尻が跳ね、
肌が触れ合う音と、濡れた音が重なっていく。
唇を噛みながら、何度も達しそうになる妻の顔が、
あまりに艶やかで――
私は、自分の手が震えていることに気づいた。

あの声、あの吐息。
私は一度も、彼女にあんな顔をさせたことがない。

やがて、Tが覆いかぶさり、正常位に。
深く、長く、粘りつくようなピストン。
妻の太ももが震え、声が漏れる。
そのすべてが、映像越しに私の体内を濡らしていった。

「イキそう…T君…出して…奥に…」
「中はダメですよ、約束…」
「……でも……あなたの、欲しいの……」

息が止まりそうになった。

画面のなかの妻は、
目を潤ませながら、カメラの方向をふと見つめた。

その視線に――
私は確信した。

彼女は、私が見ていることに、気づいていた。

【第3幕】声を出せないまま濡れていく夜──妻の隣で、私は覚醒した

その夜、
私はベッドに戻り、彼女の隣に静かに身を沈めた。

枕に顔を埋めた妻の髪からは、
映像で見た“彼の手”が這った首筋の香りが残っていた。
微かに火照る背中、開いたネグリジェの隙間から覗く肩甲骨、
ベッドの中に滲んでいる汗と濡れの名残。

――そのすべてが、
私の心拍と、股間と、呼吸の深さを変えていった。

妻は、眠っていた。
だが、寝息は浅く、どこか緊張しているようにも見える。
まるで、“私が触れるかもしれない”ことを、
どこかで知っているような背中の温度だった。

私は手を伸ばしかけて、やめた。

触れたら壊れてしまう。
でも、触れずにはいられない。

私は、ゆっくりと顔を近づけ、
妻の背中に鼻先を押しあてた。
その瞬間、彼女の肌が、わずかに震えた。

もう、すべてが手遅れだった。
私は、完全に妻の“裏の顔”に、支配されてしまっていた。

――あの映像のなかで、
何度も喘ぎ、唇を濡らし、突かれるたびに快楽を喉奥で溶かしていった彼女。

私の知らない顔。
私に見せなかった声。
私の前で、一度も揺らしたことのない腰。

それを見た私は、
今こうして隣にいる彼女を見ているのに、
目の奥ではまだ、彼女が“別の男を迎え入れる瞬間”を繰り返していた。

私は布団のなかで、密かに自身を握った。
彼女に触れるふりをして、
彼女の匂いを吸い込むふりをして、
私のなかの欲望だけが――むき出しに、震えていた。

自分の妻の肌で、
自分の妻の濡れた吐息で、
私は、初めて“本当の性感”というものを知ってしまったのかもしれない。

喉を鳴らさないように、
呼吸を殺しながら、私は絶頂を迎えた。

何も知らないふりをしていたはずの夜。
でも、
私の全身は、
妻の“裏の濡れ”に呼応して、濡れていた。

絶頂のあと、
私は濡れた手を隠すようにティッシュで拭き取り、
もう一度、妻の背中に顔を近づけた。

そのときだった。
眠っていたはずの彼女が、
わずかに首をめぐらせて、こう囁いた。

「…見たの?」

私は答えなかった。
けれど、彼女は笑った。
艶を帯びたまま、唇の端で――
まるで、“これからが本当”だとでも言うように。

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