【入院中の欲情】友人の美しき母がナースだった夜、僕は見られ、そして抱かれた

第一章:サッカー部のエースが、壊れた日

サッカー部のレギュラー争いの真っ只中だった。
千葉県の大学に入学してまだ三ヶ月、僕は一年ながらもエース候補として期待されていた。

──そんな矢先だった。
人工芝のグラウンドで迎えた練習試合。雨で滑った足元、相手DFの勢いあるスライディング。僕の右足が変な方向にねじれ、骨が折れる“音”が、自分にもはっきり聞こえた。

「折れてる……」

倒れ込んだ僕の顔を覗き込んだキャプテンの声が遠のき、担架に乗せられた僕はただ、濡れた空を見つめていた。
夢みたいだった大学サッカー生活が、音を立てて崩れていく気がした。

搬送されたのは、地元の総合病院。
僕の実家からも大学からもほど近い、市川市の中規模な病院だった。

骨折の程度は重く、入院と手術が必要になった。
最初は大部屋だったけれど、急に「個室へ」と案内されたのは、翌日の午後だった。

「特別室じゃん……なんで?」

疑問に思いつつ案内された病室の扉を開けたとき──

「悠人くん……?」

聞き覚えのある、でもずっと昔のような優しい声。
振り返った僕は、一瞬、時間が止まった気がした。

白衣の裾からのぞく細くまっすぐな脚。清潔感のある薄化粧に、透き通るような肌。
タイトにまとめられた髪の毛の奥で、切れ長の瞳が僕をまっすぐに見つめていた。

「え……陽大の、……お母さん?」

彼女──陽大の母・小野寺由紀子さんだった。

小学校から高校まで一緒にサッカーをしていた親友・陽大。
何度も自宅に遊びに行っては、夕飯をごちそうになったこともある。
当時から、“キレイすぎる”お母さんだった。

スラリとした体型に上品な所作。サッカー部の間でも「あの人マジで女優みたい」と噂されていたのを覚えている。

「看護師として戻ってきてね、この病棟は担当で……あなたの名前を見て、びっくりしちゃった」

彼女はそう言いながら、僕の額にそっと手を伸ばした。
温かく、柔らかい手。ゴム手袋の上からでも伝わるその感触に、なぜか心臓が早鐘のように打ち始める。

「熱もなさそう。けど、顔が赤いわね……?」

冗談っぽく笑うその表情が、大人の女の色気を纏っていた。

「……由紀子さん、どうして僕を個室に?」

「あら……気づかなかった? あなたが陽大の友達だからよ」

微笑んだその横顔に、少年の頃に抱いた“何か”が、ふたたび立ち上がってくるのを感じた。

ベッドの上で無防備になっていく自分。
何気ない看護の手が、どこか官能的に感じられるのは、錯覚だろうか。

いや──
たしかに、あのときの僕の体は、静かに熱を帯び始めていた。

第二章:彼女の下着が見えた午後、僕の夜が変わった

手術から三日目の午後。
少しだけ歩けるようになった僕は、廊下の突き当たりにあるリハビリルームで、松葉杖の使い方を習っていた。

「ゆっくりでいいのよ、悠人くん。焦らないで」
そっと背中に添えられた由紀子さんの手が、まるで指先に神経が集中しているかのように、微かに震えているのがわかった。

彼女の声はあくまでやさしく、冷静で、看護師としてのそれだった。
だけど僕は、気づいてしまった。

リハビリベンチに腰かけた彼女が、僕の目の前で足を組み替えた瞬間──
スカートの奥に、わずかに覗いた布。柔らかな太ももに吸い付くように沿う、クリーム色のレース。

その“下着”が、目に焼きついた。

「……っ」

喉が鳴った。彼女は何も気づいていない様子で、カルテに目を落としていたけれど、僕の頭の中はもう真っ白だった。

無意識のうちに、そのレースの質感や、太ももの肌の柔らかさを想像してしまっていた。

帰り際、僕の手を取って歩行を手伝ってくれたその瞬間──
すぐ隣にある、彼女の体温。ふくらはぎのしなやかさ。
そして、白衣の奥に潜むあの“下着”の存在。

完全にスイッチが入ってしまった。


深夜1時。
病室の灯りは落とされ、点滴の機械だけが淡く瞬いている。

ベッドの上で天井を見つめながら、僕の体の奥で何かが疼いていた。
興奮は、冷めるどころか増していた。

あの脚。あのパンチラ。あの白衣の奥にあった、許されない美。

由紀子さんの姿が、記憶の中で何度も再生されては、歪むように淫靡な映像へと変化していく。

──僕の目の前で、あのレースの下着をゆっくりと下ろしていく彼女。
──艶のある唇で、僕の名前を囁きながら腰を落としてくる彼女。
──「陽大には内緒よ……」と、恍惚の表情で……

想像が膨らむほど、熱がこみ上げてくる。

シーツの中に手を忍ばせ、自分自身をゆっくりと握る。

鼓動が速まる。
ほんの少しだけ、シーツを持ち上げるように腰を浮かせて……彼女の脚が、自分の腰に絡みついてくる妄想の中へ。

「ああ……っ」

吐息が漏れたその瞬間だった。

「悠人くん……?」

柔らかく、あまりにも唐突に、ドアが開いた。

その隙間から差し込んだ光とともに、由紀子さんが現れた。

僕はとっさに動けなかった。

シーツの中で動いていた右手、あらわになった腰の隆起、息の乱れ……
すべてが、そのままの形で、彼女の視線の中に晒されていた。

「……ごめんなさい、寝てると思って……」

彼女は一歩も動かなかった。
けれど、その目は僕を見つめたまま、静かに泳ぎはじめる。

逃げられない。
羞恥よりも先に、僕の中にあったのは、ひとつの問いだった。

──今、由紀子さんは、なぜここにいる?
──なぜ、こんな時間に、僕の個室に?

彼女の唇が、かすかに開く。

「……見てたわ。今日、リハビリのとき……あなたの目が、私の中を……見てたって、わかってた」

ゆっくりと、彼女が部屋に入ってきた。
その歩き方は看護師のそれではなく、女としての、何かを決めた者の動きだった。

「抑えてたの……でも……あなたが、あんなふうに震えてるのを見てたら……」

ベッドの縁に腰を下ろし、彼女の手が、僕の手の上に重なる。

温かい。震えてる。
けれど、その震えは決して恐れではなく、悦びを知る者の予感だった。

「……続けて。私、見てるから」

目を逸らすことなく、そう囁いた彼女に、僕の理性は完全に崩れ落ちていった。

第三章:すべてを見られ、すべてを委ねた夜

彼女の言葉が、熱を帯びて部屋に残っていた。

「……続けて。私、見てるから」

ゆっくりと彼女がベッドに腰かけ、僕の手の上に、自らの手を重ねる。
その瞬間、シーツの中で僕が握っていたものを、彼女は包み込んだ。
白衣の袖口から伸びた素肌の手。まるで氷のように冷たく、けれど中心は火のように熱い。

「こんなに……硬くなってるなんて」

ささやくように呟いた声が、耳元をなぞる。
吐息がかかるたび、皮膚の奥がざわめいた。

彼女はそっと、ナース服の胸元のボタンを一つだけ外した。
柔らかな曲線がわずかにのぞき、そこに光が落ちる。
レースのブラの縁が淡く浮かび上がり、僕は言葉を失った。

その肌は、遠い日の憧れそのものだった。
陽大の母であり、僕たちのマドンナだった女が──
今、この個室の中で、男としての僕の前に、静かにひらかれようとしていた。

「ずっとね、見てたの。あなたが、だんだん大人の男になっていくのを。胸が、少しだけ痛くて……でも、どこかで嬉しくて……」

語るように、撫でるように、彼女は僕の上をゆっくりと動かし始めた。

指先の動きはあまりに繊細で、まるで楽器を奏でるようだった。
彼女の目は僕を見つめたまま、決して逸らさない。
羞恥が、快楽に溶けていく──
むしろ“見られている”という事実が、僕の奥に潜む何かを目覚めさせていく。

「ねえ、触れてもいい?」

由紀子さんが、自らの太ももに手を滑らせていく。
スカートをそっとたくし上げ、白衣の下に隠されていた肌が、ゆっくりと現れる。

ふくらはぎ、膝、そして──
今朝、僕が欲情したあの下着。
レースの奥、濡れて光る布の内側。

「自分でも、わかるの……あなたのことを考えると、こうなってしまう」

羞じらいながらも、その声には明確な“欲”があった。

僕は手を伸ばした。
ふるえる手で、彼女の太ももに触れる。
柔らかくて、あたたかくて、指を這わせるたびに、彼女が小さく息を漏らす。

彼女の指が自らの奥をなぞり、同時に僕の手がその動きに重なる。

指先が布越しに濡れた部分を撫でた瞬間、彼女の体が一瞬、ぴくりと跳ねた。

「……だめ、そんなに……敏感なの……っ」

息が荒くなる。
口元からこぼれる声が、どんどん女の声になっていく。

そして次の瞬間、彼女は立ち上がり、そっとナース服を脱いだ。
白衣が床に落ち、淡い光の中に、レースの下着と素肌だけになった彼女の姿が浮かび上がる。

「見て、悠人くん……これが、女の身体よ……母でも、看護師でもない、ただの“私”……」

彼女はゆっくりとベッドに跨り、僕の腰に沈んでくる。
布と肌の擦れ合う音。温かく、濡れていて、僕を包み込む感触。

「はぁ……中に……入ってくる……あなたが、私の中に……」

ゆっくりと、奥まで沈むその動きに、僕は呼吸を忘れていた。

彼女の瞳が潤み、体が密着するたびに甘い吐息がこぼれる。
大人の女が、ただひとりの男にすべてを捧げるような、静かで、切実な熱。

「悠人……いいのよ、全部出して……私が、全部、受け止めるから……」

絶頂の瞬間、彼女の全身が震え、僕の名をかすれた声で呼んだ。

光のない深夜の病室。
すべてが静まり返るなかで、僕たちの呼吸だけが、世界の音だった。


エピローグ:消えない体温

翌朝。
白衣を完璧に着直した彼女は、何事もなかったかのように淡々と体温計を手にして現れた。

「おはよう。今日の体調は、どう?」

「……すごく、いいです」

由紀子さんは微笑んだ。
まるで昨夜のことが夢だったかのように、どこまでも清楚で、静かだった。

でも──僕の体は、あのとき彼女に包まれた感覚を、まだ忘れていない。

あの夜、僕はただの“少年”ではなくなった。
彼女に“見られ”、そして“迎え入れられた”ことで、
僕は、男として生まれ変わったのだと思う。

忘れられないのは、彼女の体温よりも、あのときの目。
欲望と、愛しさと、罪悪感と。
すべてが交錯したあの瞳を──
僕は、永遠に焼きつけている。

すでに感じてしまったなら…次は“本物”を。

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