大学 剣道部 体験談|夜の道場で女主将と交わした秘密と濡れる稽古

【第1部】月明かりに揺れる竹刀──孤独な打ち込みと女主将の影

大学二年の春。中規模ながら全国大会を狙える剣道部に身を置く僕──佐伯蓮は、補欠という現実に苛立ち、夜の道場にひとり残って竹刀を振っていた。
「負けたくない……絶対に」
自分に言い聞かせるように、乾いた音を響かせる。冷えた夜風が道場に入り込み、汗を帯びた肌をひやりと撫でていく。

「遅くまで練習するなんて、真面目だね」
背後から声がして振り返ると、そこには女子主将の宮坂美咲が立っていた。三年生、剣道界では名を知られる家系の出身で、同級生の誰もが一目置く存在。引き締まった体躯と凛とした気配に、思わず息をのむ。

「……補欠で終わるのが嫌で」
震える声で答えると、美咲は口角を少し上げ、防具を身に着けはじめた。
「じゃあ、私が相手になってあげる」

竹刀が交差するたびに彼女の吐息が面布越しに漏れ、僕の鼓動を乱す。汗が頬を伝う瞬間、揺れる袴から香り立つ淡い匂い。竹刀を交わすだけなのに、稽古場には張り詰めた艶やかな空気が漂いはじめていた。

やがて三十分ほど経ったころ、美咲が息を弾ませながら言った。
「……そろそろ終わりにしようか」
面を外した彼女の頬は赤く、汗に濡れた髪が首筋に貼りついていた。その姿を目にした瞬間、僕の胸の奥で抑え込んでいた何かが弾けた。


【第2部】狭い防具庫に滲む吐息──見つめ合う瞳と濡れた予兆

防具を片付けるために防具庫へ入ると、そこに美咲も入ってきた。狭い空間で肩が触れる。棚に胴を乗せようと腕を伸ばした瞬間、胸元の布地がわずかに乱れ、下着がのぞいた。

僕の視線に気づいた彼女は、一瞬目を見開いた後で笑った。
「見たでしょ……?」
「す、すみません……」
慌てる僕を見て、美咲は唇の端を上げた。
「エッチだね、蓮くん」

安堵したはずなのに、股間は急速に膨らんでいった。袴越しにそれを認めた美咲は、驚いたように息を呑み、小さな声で囁いた。
「……興奮してるんだ」

「先輩のせいですよ」
冗談めかした僕の言葉に、美咲は一瞬迷ったように目を伏せ、次の瞬間、ゆっくりと手を伸ばした。袴越しに触れる掌の温かさが、電流のように全身を貫く。
「……固い……」
かすれた吐息とともに洩れた言葉に、理性が音を立てて崩れていった。

「触ってみますか……?」
思わず零れた挑発的な言葉に、美咲は震える指で袴の紐を解いた。解き放たれた熱を見つめる瞳は、驚きと好奇心と抑えきれない欲望に揺れていた。

「……すごい。本当に熱い」
その囁きに応えるように、僕は彼女の腰に手を伸ばし、袴の奥へ。布越しに伝わる濡れた感触に、美咲は思わず膝を震わせ、声を殺した。
「だめ……でも、もっと欲しいの」

狭い防具庫は、もう稽古場ではなく、互いの身体を確かめ合うための密室へと変わっていた。


【第3部】囁きと絶頂が溶け合う夜──女主将が濡らした袴と秘密の契り

「……ここじゃ狭い。部室に行こう」
美咲は僕の手を強く握り、女子部室へと導いた。鍵を閉め、静寂に包まれた空間で、彼女は自ら袴の紐を解く。布が落ちる音がやけに大きく響いた。

胸を掴むと、柔らかな感触が指に絡みつき、美咲は「ん……っ」と声を堪えきれずに洩らした。僕の指が奥へと侵入すると、濡れた熱が迎え入れ、彼女の身体は小刻みに震えた。
「蓮くん……そこ、だめ……っ、でも……気持ちいい」

彼女の喘ぎ声が、狭い部室の空気を震わせる。僕は夢中で彼女を抱き、重なる熱に溺れていった。腰を押しつけ合い、汗が滴り落ちるたび、快楽の波は高まり、呼吸が乱れる。
「もっと……深く……蓮くん」
切実な囁きに導かれ、僕は彼女の奥底まで重なり合う。

やがて、互いの限界が重なり合い、彼女は声を抑えきれずに叫んだ。
「ああ……っ、だめ、イく……っ!」
僕もまた堪えきれずに果て、二人の身体は震えながら同時に絶頂へと沈んだ。

汗と吐息が絡み合う余韻の中、美咲は僕の頬をそっと撫でた。
「……今夜のことは、二人だけの秘密」
その言葉は、剣道場に響く竹刀の音よりも深く、僕の胸に刻まれた。


まとめ──大学剣道部の夜に刻まれた濡れる記憶

放課後の稽古場で生まれたのは、竹刀の勝敗を超えた、肉体と心の交わりだった。孤独に打ち込みを続ける青年に、女主将は手を差し伸べ、そして彼女自身も欲望に飲み込まれた。

狭い防具庫で触れた熱、部室に響いた喘ぎ声──それらはすべて、汗と吐息で編まれた二人だけの秘密。
大学剣道部の夜に刻まれたこの体験は、試合の勝敗を超え、今もなお鮮明に蘇る。
──それは、肉体による下剋上であり、互いの魂を震わせた永遠の官能であった。

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