夫出張中、息子の親友に抱かれたお盆の夜

【夫の出張中、息子の親友と…お盆の夜に起きた禁断の体験】
その夜の湿気は、ただの夏の空気ではなかった。
畳の隙間から忍び込む風の音、グラスの中の氷が溶ける小さな音、そして私のワンピースの内側に張りつく薄い汗。
すべてが、私の身体の輪郭を、じわじわと内側から浮き上がらせていた。
お盆休み。
夫は長期出張で家を空けていた。
数ヶ月ぶりに帰省してきた息子が、大学の親友を連れて帰ってきたのは、そんな夜のことだった。
玄関のチャイムが鳴った瞬間、私はなぜか胸の奥が熱くなった。
「こんばんは、突然すみません。◯◯に呼ばれて…」
涼しげな笑顔で立っていた彼は、スポーツで鍛えられた体躯をTシャツ一枚で包み、靴を脱ぐときに見えたふくらはぎのラインさえ、妙に艶やかだった。
「いいのよ、ゆっくりしていってね」
私は自然な笑顔を返しながら、台所でグラスに氷を落とした。
背中に、微かな視線を感じた。
まるで空気が私の肌を指先でなぞるような、熱い視線。
すぐに振り向くことはできなかった。
けれど、私は確かに「見られている」ことを、身体の芯で喜んでいた。
居間で三人でビールを飲む。
私はいつもより少し薄手のワンピースを選んでいた。
昼間の暑さを逃がすための軽装だったはずなのに、肘を見せる袖口、胸元の小さな開き、座るたびに膝からずり落ちる裾……すべてが、自分の意図を問い直させるものだった。
「お母さん、すぐ酔うから気をつけて」
息子が笑う。
「ふふ、そんなに弱くないわよ」
私のグラスは、気づけば何度も空になっていた。
氷がカラカラと音を立てるたび、私の中の「妻」や「母」ではない、もう一人の女が、静かに目を覚まし始めていた。
午前0時を過ぎ、息子が「ちょっと横になる」と布団へ消えた。
「少しだけ寝る」
その言葉が、あまりに都合よく響いた瞬間、私の喉が小さく鳴った。
扇風機の首がゆっくり回る音だけが部屋に残る。
月明かりが障子に滲む。
「…ひとりで飲み足りないなんて、若い子に笑われちゃうかしら」
私は小さく笑ってみせた。
「そんなことないです。……すごく、綺麗です」
彼の声は低く、真剣だった。
その瞬間、空気が張りつめ、私の胸の奥で何かが爆ぜた。
目を合わせられなかった。
けれど脚が、喉が、内ももが、かすかに震えた。
ワンピースの裾が、ほんの数センチ膝からずれていた。
彼の視線が、そこに吸い寄せられているのがわかった。
私は脚を組み替えた。
肩紐が片方ずり落ちそうになっていたのに、あえて直さなかった。
指先が熱い。
下腹部が、じわりと疼き始めた。
彼がコップを持って立ち上がったとき、私はまだソファに座ったまま、視線を逸らせずにいた。
長身の背中、キッチンへ向かう後ろ姿。
光の加減で浮かび上がる腕の筋肉。
グラスを洗う指先が、なぜか私の肌を直接撫でているように感じて、下腹が熱を帯び、呼吸が浅くなった。
「…手、貸しましょうか?」
私が立ち上がると、気づけばワンピースの肩紐が片方、滑り落ちていた。
熱を帯びた肌が空気に触れ、冷たい刺激に震える。
そのまま彼の正面に立つと、距離が近すぎた。
目が合った。
喉が、音を立てて動いた。
「…あの、さっきの」
彼の声が掠れた。
「“綺麗”って言ったの、酔ってたわけじゃないです」
私は言葉を返せなかった。
ただ、首を横に振った。
唇が、ふれた。
初めてのキスは、驚くほど熱く、柔らかく、それでいてどこか不器用だった。
その不器用さが、たまらなく愛おしく、たまらなく罪深かった。
「だめ…」
そう口にした瞬間、その「だめ」は、もう「してほしい」の裏返しだと、彼にも伝わっていた。
舌が絡み合う。
唇の水音、鼻先がすれる感触、閉じた瞼の奥に広がる彼の匂い。
熱と熱が、くぐもった吐息の中で溶け合っていく。
彼の手が、私のワンピースの裾へと伸びた。
指先が太ももの内側を、ゆっくり、息を潜めるように這う。
一気にではなく、忍び込むように。
羞恥と快楽の境界を、じっくりと削り取っていく。
「もう…見ないで…」
そう言いながら、私は脚をわずかに開いた。
彼の指が触れた瞬間、内ももがびくりと震え、熱い声が喉の奥から漏れた。
秘めた部分が、まるで待っていたかのように、ぬるりと蜜を溢れさせていた。
彼が私を抱き上げ、リビングのソファへと運んだ。
「ここで…?」
「…動けないくらい、綺麗です」
彼の身体が重なる。
服の布が擦れる音、胸に触れる手のひらの熱、濡れたキスの音が耳元に響くたび、羞恥が快楽に変わっていく。
最初は、正常位だった。
彼の熱い先端が、私の奥へゆっくりと、けれど確実に沈み込む瞬間、喉の奥まで甘く震えた。
「あ…あぁ…っ」
身体がひとつになる感覚に、年齢も立場も理性も、すべてが奥へ沈んでいった。
彼は一度、ゆっくり奥まで押し入れ、
引き抜くときには私の熱を連れ出すように、じんわりと抜いた。
その繰り返しが、理性の薄皮を溶かしていく。
目を合わせたまま、私は息もできずに彼を受け入れた。
やがて彼が私の身体を反転させた。
後背位。
ソファの背にもたれたまま、腰をそっと引き寄せられ、奥から深く、貪るように貫かれる。
快感の波が背中に響き、膝が崩れそうになる。
「お尻…見ないで…」
「綺麗で、全部…見たい」
くぐもった声と、湿った肉の音。
私はもう、誰の妻でも母でもなかった。
ただ、彼に抱かれる一人の女だった。
そして最後に、彼が私を向かい合わせに抱き起こし、ソファに座ったまま自分の膝の上に乗せた。
対面座位。
「顔が…近いと…恥ずかしい…」
「……でも、すごく好きです、今の顔」
自分の中に彼が深く根を張っている感覚。
腰をゆっくり落とし、また上げるたび、奥の敏感な襞が彼の形に擦られ、震える。
恥ずかしいのに、どうしようもなく求めてしまう。
ぬるん、じゅぷ、くちゅ……
ソファの静寂に、私たちだけの湿った水音だけが響く。
恥ずかしい。
なのに、その音がもっと欲しくてたまらない。
彼の胸に額を預け、爪を立てる。
彼の手が私の背中を撫で、丸まるように抱きしめながら、自ら腰を突き上げてきた。
「や…んっ、そこ…奥…そんな、強く…っ」
ぐちゅ、ぬちゅ、ぬぷっ。
リズムが速まる。
視界の端が熱と涙で滲む。
喉から漏れる声は、もう声ではなかった。
「イキたいなら、イってください…全部、受け止めたい」
「やだ…イキたく、ない…っ、まだ…もっと…っ」
泣くような声が出たのは、
終わってしまうのが怖かったからだった。
何度目かの深い突き上げで、
一番触れられたくない奥の奥に、熱い先端が当たった瞬間——
私の中で何かが爆ぜた。
「あ…やぁっ、やだっ、やだ…ッああああっ…!」
身体が跳ね、喉が詰まり、腰が引けるのに、奥から離れたくなくて、
私は彼にしがみついたまま、激しく震えながら頂点に達した。
理性も羞恥も、すべてどこかへ飛んで、
ただ「満たされた」という感覚だけが、身体の芯にじんわりと染み込んでいた。
彼も、私の名前を——
夫でも息子でもない、私という女の名前を——
耳元で甘く、くぐもった声で呼びながら、
深く沈むように、私の中で果てた。
その後、私たちはしばらく言葉もなく、
ソファの上で汗にまみれたまま、静かに抱き合っていた。
ぬるついた太もも。
まだ彼の熱が残る奥の感触。
ふたりの体温と匂いが混ざり合った空気。
時計の針は、深夜2時を指していた。
隣の部屋では息子が眠っている。
この扉一枚向こうの日常が、
今の私にはもう、遠い幻のように思えた。
あの夜、私の理性が壊れた音は、
濡れたソファに残ったくちゅっという小さな音と重なって、
今もまだ、身体の奥で静かに疼き続けている。

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