夫の横でイカされまくる 寝取りファック
声の出せない状況で悶える妻たち、必死に声を押し殺す!吐息だけが漏れる、夫の前だというのに‥感じてしまう妻。
【第1部】酔い潰れた夫と眠れない妻──ユースホステルの夜に滲んだ孤独
あの夜のことを思い出すたび、いまだに胸の奥が、少しだけ熱を帯びます。
私は「真紀(まき)」、当時三十代の後半。
関西の小さな町で事務の仕事をしながら、夫とふたりで静かに暮らしていました。
特別な不満があるわけではないのに、
日々の会話は天気と仕事とニュースくらいで、
触れられないまま、少しずつ遠ざかっていく身体の感覚だけが、
どこか置き去りになっているように感じていた頃です。
結婚十年の記念に、と夫が計画してくれた小旅行。
有名観光地から少し離れた山あいのユースホステルは、
若いバックパッカーや大学生グループに人気らしく、
ロビーには、リュックを背負った若者たちの笑い声が溢れていました。
「たまには、こういうとこもええやろ」
そう言ってビールをあおる夫は、
久しぶりに見せる無邪気な顔をしていて、
私もつられてグラスを重ねました。
地酒は思った以上に強くて、
頬が火照るほどには酔っていたけれど、
心のどこかは、妙に醒めていました。
夫は案の定、部屋に戻るなり布団に倒れ込むと、
数分もしないうちに大きないびきを立て始めました。
「もう……」
笑いながら布団をかけてやると、ふっと静かな空気が戻ってきます。
窓を開けると、夜風がカーテンを揺らし、
遠くで虫の声と、どこかの部屋から漏れる笑い声が交じり合っていました。
胸の奥に残る、アルコールの熱と、
使われないまま眠っている何かのざわめき。
私は小さく伸びをすると、ジャケットを羽織り、
「ちょっとだけ散歩してくるね」と寝ている夫に囁いて、
そっと部屋を出ました。
ホステルの庭は、小さな外灯に照らされて、
石畳と古いベンチが浮かび上がっていました。
山の夜気はひんやりしていて、
頬の火照りを撫でるように冷ましてくれます。
ベンチに腰掛けて、深く息を吸うと、
草と土の匂い、遠くの焚き火のような煙の匂い、
そして体内に残るお酒の残り香が、
不思議な層をなして胸の中で混ざり合いました。
「眠れないな……」
ひとりごとのように呟いて、背もたれに身体を預けると、
酔いと夜風が重なって、
まぶたの裏に、ぼんやりとした光の粒が揺れ始めます。
どれくらいそうしていたのか、
世界はいつの間にか、輪郭を失い始めていました。
【第2部】庭先のベンチで聞いた声──揺らいだ意識と、大人たちの悪戯のような気配
「……大丈夫ですか?」
誰かの声が、深い水の底から届くように耳の端をくすぐりました。
重たいまぶたを持ち上げると、
ぼやけた視界の向こうに、複数の影が揺れています。
外灯の淡いオレンジ色の輪の中に、
三人の若い男の子──いや、大学生くらいの“青年たち”が立っているのが見えました。
チェックのシャツ、パーカー、スウェット。
さっきロビーで見かけた、賑やかなグループの一部だと、
どこかで理解します。
「すみません、具合悪そうだったから……」
一人が、少し気まずそうに笑いながら言いました。
焦点が定まらないまま、私は口の端をゆるめます。
「……ここ、どこぉ?」
自分でも驚くほど、とろんとした声が出ました。
酔いと眠気がまだ身体の中で渦を巻いていて、
舌先も、思考も、うまく回らない。
青年たちは顔を見合わせて、小さく笑いました。
「庭ですよ。ベンチで寝ちゃってました」
「部屋まで送った方がいいかなって」
言葉の意味はわかるのに、
一瞬、身体の感覚がそれについていきません。
肩にそっと触れる手。
ジャケットが少しずれる。
夜風が、さきほどよりも直接肌に触れたような気がして、
私は反射的に身じろぎしました。
「寒くないですか?」
誰かがそう言った気がします。
私は、頷いたのか、首を振ったのか、
自分でもはっきりとは覚えていません。
ただ、からだのどこかが、
ふっと軽くなったような、
逆に重たくなったような、
相反する感覚だけが、
ゆっくりと波紋のように広がっていきました。
半分眠り、半分覚めている境目で、
私は、触れられているのか、
それとも夜風に撫でられているだけなのか、
曖昧な感覚の中にいました。
距離の近い息づかい。
ひそひそと交わされる、小さな笑い声。
耳元で誰かが、「酔ってます?」と囁いた気がして、
私は、夢の中の登場人物みたいに、
「うん……」とだけ答えたような記憶があります。
その瞬間、自分の中で何かが、
ほんのわずか、音を立ててずれた気がしました。
「いま、起きたって言ったら、どう見られるんだろう」
そんな考えがよぎったのは、
どれくらい時間が経ってからだったのでしょうか。
意識が少しずつはっきりしてくると同時に、
私は、自分の身体の状態と、
周りにいる彼らの存在を、急に生々しく意識し始めました。
酔いの残り火のような熱が、
自分の内側で静かに揺れていることにも、
そのとき、はっきり気づいてしまったのです。
【第3部】知らないふりを選んだ私──朝食のテーブルで鼓動だけが騒いでいた
翌朝のダイニングは、
山の朝らしい澄んだ空気と、コーヒーの香りで満ちていました。
「よく眠れたか?」
向かいに座った夫が、まだ少し眠たそうな目で笑います。
私は、トレーの上のスクランブルエッグを見つめながら、
「うん、まあまあ」と当たり障りのない返事をしました。
本当は、夜が明けるまで、何度もまぶたの裏で、
外灯のオレンジ色と、
庭のベンチの冷たさと、
あの曖昧な時間が、
残像のように再生されていたのに。
そのとき、ダイニングの扉が開いて、
数人の青年グループがわいわいと入ってきました。
スポーツバッグ、寝癖のついた髪、
ラフなパーカー。
一瞬、空気が胸のあたりで固まります。
彼らは、何事もなかったかのように、
トレーを手に取り、料理を乗せていきます。
そして──
私たち夫婦の隣のテーブルに、
当たり前の顔をして腰を下ろしました。
心臓の鼓動だけが、
自分の椅子のクッションを震わせているのではないかと思うほど、
速く、大きくなっていきます。
「おはようございます」
一人が、明るい声で夫に挨拶しました。
山登り用らしき地図を手にしていて、
いかにも、旅先で誰にでも気さくに話しかけそうなタイプです。
「おはよう。山、登るの?」
夫もすぐに打ち解け、
今日の天気や登山ルートについて話し始めます。
青年たちは頷きながら、
時々、ちらりと私の方に視線を投げてきました。
「奥さんもご一緒なんですか?」
という問いかけに、
私は笑顔を作って、「いえ、私はインドア派なので」と返します。
声は思いのほか落ち着いていて、
昨夜のことなど知らない、という顔を自分に演じさせながら、
手元のパンをちぎりました。
その小さな演技に気づいたのか、
気づかなかったのか──
彼らの視線には、
一瞬だけ、何かを探るような色が混じっていました。
「この人たちは、今夜、私をどう思い出すんだろう」
夫の隣で、コーヒーカップを口元に運びながら、
私の胸の奥では、
そんな言葉にならない問いが、
何度も反芻されていました。
私にとってあの夜は、
ただの「酔いすぎた失敗」として片付けるには、
あまりにも奇妙で、
あまりにも生々しい記憶でした。
決定的な何かがあった、と断言することも、
何もなかった、と言い切ることもできない。
曖昧さだけが輪郭を持って、
時間が経っても、
薄まるどころか、むしろくっきりと
心の中に残り続けているのです。
まとめ──「あの夜を覚えているのは、きっと私だけ」でいてほしいという、わがままな願い
あれから三年が経ちました。
日常は相変わらずで、
夫とは穏やかに暮らしています。
仕事も、家事も、
大きな変化はありません。
それでも、ときどきふとした瞬間に、
あのユースホステルの庭のベンチが、
まぶたの裏に現れます。
夜風の冷たさ。
外灯の淡い光。
遠くから聞こえてくる笑い声。
そして、
半分眠っているような、
半分醒めているような、
あの奇妙な感覚。
「酔っていただけ」と言い聞かせれば、
いくらでもそう言い換えることができるのに、
私のどこかは、
あの夜を一度も “完全な夢” として処理できないまま、
今もそっと抱えています。
もしかしたら、
あの青年たちの記憶の中では、
私は単に、庭先で寝ていた酔っ払いのおばさんにすぎないのかもしれません。
それなら、それでいい──
そう思う一方で、
「もし、彼らのどこかの夜に、
あの庭先のベンチで見た女の人の姿が、
ふとよぎることがあるのなら」
そんなことを考えてしまう自分もいます。
夫の隣で、
何も知らないふりをして笑っていた朝。
あのときの鼓動の速さと、
テーブルの木目を見つめていた視線の揺れは、
三年経った今でも、
驚くほど鮮明です。
あの夜を、
誰がどう覚えているのかは、たぶん永遠にわからない。
それでも私は、
「覚えているのは私だけでいい」と願いながら、
ときどきそっと、その記憶のふちを指先でなぞります。
そうするたび、
今ここにいる自分の輪郭も、
少しだけ確かになるような気がするのです。
──これが、
私の中に静かに棲みついている、
ユースホステルの夜の「エッチじゃないのに消えない体験談」です。




コメント