ネコとタチ 踊る赤い舌 畳の上で3Pなめ合いセックス
本田家に雇われた若き家政婦・留美に目をつけた三女・瞳。父が出かけた隙に本性を現し、留美にねちっこく絡む。「お前…、処女喪失は済んだのかよ」「男とやりまくってんじゃねーのかよ」妙に物怖じしない留美を訝しむ瞳。「お前レズビアンか」「違いますけど、瞳さんとだったら大丈夫です」瞬間、視線が交差する二人だったが、やがて互いに舌を絡め始める。そして一週間。瞳が宮沢舞子という年上の女を伴って帰って来た…。
【第1部】34歳主婦の秘密──バドミントン仲間A子さんとのはじまり
私は今、34歳の平凡な主婦です。
地方都市の小さな駅の近く、夫と子どもと暮らすごく普通の日々。朝はお弁当を詰め、洗濯機を回し、スーパーの特売をチェックして、夜には子どもを寝かしつける──そんな「ちゃんとした」生活に、ある小さなヒビが入っていることを知っているのは、私だけです。
学生の頃、私は本気でバドミントンをしていました。
今でこそ世界大会やオリンピックで名前を聞くことも多くなったけれど、当時はまだ「ちょっとマイナーな部活」という扱いで、華やかな花形競技とは程遠い存在でした。
それでも、シャトルを追いかける時間だけは、自分が何者なのかをはっきりと感じられた。
ラケットを振り抜いた瞬間の音、床を蹴る感覚、汗がうなじを伝う感触──すべてが生きている証拠みたいで、私はその世界にしがみつくように夢中でした。
社会人になっても、私は地域のクラブでバドミントンを続けました。
そこで出会ったのが、三つ年上の先輩、「A子さん」でした。
都内で事務職をしている彼女は、いつも少しラフなポニーテールで、笑うと目じりに細いシワが寄る人でした。
強引なところなんて全然なくて、でも試合になると誰よりも集中して、ミスをした後には必ず自分を笑い飛ばす。
「ほら、落ち込んでる暇あったら、次の一本取りにいくよ」
そう言って私の背中をぱん、と軽く叩いてくれる手の温度を、今でも覚えています。
社会人一年目、仕事にも慣れないまま、ただ必死に日々をこなしていたある夜のこと。
クラブの飲み会があり、気づけば終電をとうに過ぎていました。
「えっ…もう電車ない…どうしよう……」
財布の中身も心もとない。タクシーで帰るには、次の給料日が心配になる額です。
お店の外で途方に暮れていると、横からさらりと声がしました。
「ねえ、うち来る? 旦那、今日は出張でいないし」
笑いながらそう言ったのは、A子さんでした。
軽い調子のようでいて、その目にはどこか、私の不安ごと包み込もうとするような、奇妙な優しさがありました。
そのときの私は、深く考えもしないでうなずきました。
「お言葉に甘えます……すみません」
「いいよいいよ。どうせ一人で飲み直そうと思ってたし」
そうして私は、終電のない夜を、彼女の家で過ごすことになったのです。
その選択が、自分の中の何かを静かに変えてしまうとも知らずに。
【第2部】終電のない夜と、レズDVD──女同士の境界線がほどけた瞬間
A子さんの家は、駅から少し歩いたところにあるマンションでした。
リビングは思ったよりもこぢんまりとしていて、けれど整っていて、彼女らしいすっきりとした空気が流れていました。
「とりあえず、シャワー使う? 汗と煙草のにおい、気になるでしょ」
「あ、じゃあ、お借りしてもいいですか」
借り物のTシャツに袖を通し、リビングに戻ると、テーブルには缶チューハイとおつまみの袋がいくつか並んでいました。
明るすぎない照明が、さっきまでの居酒屋とは違う、柔らかい世界を作っています。
「はい、おつかれさん。社会人半年、生き残りおめでとう」
乾杯の音が、小さく部屋に響きました。
テレビでは深夜番組の笑い声が流れ、私たちは他愛もない話を続けました。会社の愚痴、昔の試合のこと、好きな音楽の話──話題が進むにつれて、アルコールが静かに血管を巡っていきます。
「ねえ、あんたさ」
缶が二つ、三つと空になったころ、A子さんはふいに私を見つめました。
「彼氏とか、いるの?」
「え? い、いないですよ。そんな余裕もないというか…」
「真面目だもんねぇ。…でもさ、身体はさ、ちゃんと元気?」
「えっ……」
唐突な問いに、思わず言葉が詰まりました。
彼女は悪戯っぽく笑いながら、リモコンを手に取りました。
「変な意味じゃなくてね。ほら、こういうの見たらどう感じるのかなって」
画面に映ったのは、予想していなかった種類の映像でした。
女の人と女の人が、ゆっくりと近づいていく。
互いの髪に指を絡め、唇を重ね、ためらいなく、まるでそれが当然のことのように、お互いの身体を確かめ合っていく。
男の人は、どこにもいない。
最初は戸惑いが勝っていました。
でも、彼女たちの表情は、どこか幸福そうで、守られた秘密の世界の中にいるように見えたのです。
ひとりが目を細めて息をこぼした瞬間、その顔が妙にリアルで、胸の奥がじん、と熱くなりました。
「……気持ちよさそう」
自分でも驚くほど素直な言葉が、口から零れ落ちました。
その瞬間、隣に座っていたA子さんの気配が、少しだけ変わった気がしました。
「ふぅん……そっか」
彼女の声が、さっきより低く響きます。
気づいたときには、肩に軽い重みが触れていました。
振り向くと、すぐそこに彼女の顔がありました。
アルコールの匂いと、シャンプーの残り香が混ざり合って、頭がくらくらします。
「ねえ」
囁き声は、耳ではなく、喉の奥に直接触れるみたいに響きました。
「ああいうの、気持ちよさそうって思う?」
答えようとしても、言葉がまとまりません。
代わりに、胸の奥がどくん、と強く跳ねたのが自分でもわかりました。
次の瞬間、柔らかなものが唇に触れました。
驚きで身体が固まる。
でも、拒めない。拒もうとする気持ちよりも早く、ゆっくりと、彼女の唇が私の形を確かめるように動きました。
「……っ」
息が、漏れました。
彼女は一度だけ唇を離して、悪戯が成功した子どもみたいな顔で笑いました。
「ほら、嫌なら押していいよ?」
その言葉は、優しさの形をしているのに、どこまでも残酷でした。
「嫌」だと言えるなら、とっくにそうしている。
そう思うほどに、心も身体も、もう戻れない方へ傾き始めているのを感じてしまっていたから。
「……嫌じゃ、ないです」
かすれた声でそう告げると、A子さんは小さく「よし」と呟き、今度は迷いなく私を抱き寄せました。
唇が重なり、今度は舌が触れました。
知らない温度が、口の中に溶け込んでいく。
自分の鼓動が彼女に聞こえてしまうんじゃないかと思うほど、胸が騒がしくなりました。
テレビの中の世界はもうどうでもよくて。
ソファの端で絡み合う私たちの影だけが、ゆっくりと、そして確実に、女同士の境界線をほどいていったのです。
その夜、どこまで何が起きたのか、私は細部をうまく言葉にできません。
ただひとつだけはっきり覚えているのは、「二度と戻れない場所」を、あの夜、確かに踏み越えたという感覚だけでした。
【第3部】夢の中で繰り返すあの夜──M女の目覚めと主婦生活のあいだで
それから、三年ほどの時間が流れました。
私とA子さんは「バドミントン仲間」としての顔を保ちながら、その裏側で、誰にも言えない関係を続けていました。
連絡が来るたびに胸が高鳴り、会うたびに、私は少しずつ自分の中の知らない欲望を知っていきました。
彼女はいつも、私より一歩先を歩いていました。
私が「怖い」と思うぎりぎりのところまで手を引いては、ちゃんとこちらを振り返り、
「これ以上は無理?」と、確かめるように微笑むのです。
不思議なことに、私はその問いを聞くたびに「まだ大丈夫」と言ってしまう自分を発見しました。
ほんの少しだけ、強く腕を掴まれる感覚。
指示されることの心地よさ。
「いい子だね」と褒められたときに湧き上がる、得体の知れない幸福感。
そんなものが少しずつ積み重なって、気づけば私は、自分の中に眠っていた“Mっぽさ”が目を覚ましていくのを感じていました。
「ほんと、あんたって不思議。普段はしっかりしてるのにね」
そう言って笑いながら、A子さんはときどき、私の髪を撫でました。
その手つきは、恋人というよりも、よく調教されたペットを可愛がるみたいで──その比喩すら、私にはなぜか甘く感じられてしまったのです。
でも、その関係も永遠ではありませんでした。
ある日、彼女は少し照れたような顔で私に告げました。
「旦那の転勤が決まっちゃってね。来月には引っ越すことになった」
その瞬間、喉の奥がぎゅっと締め付けられたようになりました。
泣きたくても泣けない。
「寂しい」と言いたくても、立場が絡み合うこの関係の中で、どこまで本音をさらしていいのかわからない。
「そっか……おめでとう、なのかな」
そう言うと、彼女は小さくため息をつきました。
「おめでとう、って言われると、ちょっと胸が痛いね」
最後に会った夜、私たちはあまり多くを語りませんでした。
ただ抱き合って、互いの体温を確かめるようにしがみついて、言葉の代わりに沈黙を共有しました。
「忘れてもいいよ」
別れ際、彼女はそう言いました。
「普通に結婚して、普通に幸せになってさ。…でも、もし、ふと寂しくなった夜に思い出してくれたら、それで十分かな」
その言葉は、呪いみたいに優しかった。
時間は流れました。
私は別の人と出会い、結婚し、子どもができ、世間が言うところの「幸せな主婦」になりました。
食器を洗いながらふと窓の外を見つめていると、自分が誰かの妻であり、誰かの母であることを、ちゃんと誇らしく思える瞬間もあります。
それなのに。
最近、私はよく夢を見るのです。
あの終電のない夜のこと。
暗いリビングで、薄ぼんやり光るテレビの前で、彼女の指先が私に触れた瞬間。
耳元で、「いい子」と囁かれたあの声。
夢の中で私は、いつもあの頃のままの姿で、A子さんの前にひざまずいています。
現実の私は34歳の主婦なのに、夢の中では、まだ何者にも決まりきっていない、あの頃の私のままなのです。
目が覚めると、心臓が激しく波打ち、シーツがしっとりと湿っていることがあります。
下着に触れると、熱を帯びた感触が指先に伝わってきて、思わず息を呑んでしまう。
「……また、夢見てたんだ」
夫と子どもが出かけた昼間、私は家事を終えたあとソファにひとり座り、ぼんやりとスマホを見つめます。
ふと、衝動のように、匿名の投稿サイトを開いてしまう。
そこには、私みたいな“誰か”がたくさんいました。
「M気質の主婦」「誰かに責められたい女性」そんな言葉が並び、見知らぬ誰かの告白や画像が、画面の中で静かに渦を巻いています。
酔った勢いのように、私は自分の想いを短く綴って投稿しました。
A子さんのことは書かずに、ただ「また誰かに苛められたい」とだけ。
しばらくすると、見知らぬ人たちから、縛られた手首の写真や、拘束された姿の動画が送られてきました。
現実とフィクションの境界が、画面の向こうで混ざりあっていきます。
それを見ながら、私は気づけば、夢の続きを自分の中で再生していました。
あの夜のA子さんの声を、指先の動きを、自分なりの想像で補いながら。
「……ほんと、私、はしたないよね」
小さく呟きながらも、身体の奥では、別の声がささやいています。
──あぁ、またあの時みたいに、誰かに苛めてほしい。
そんな願いを抱えたまま、私は今日も、台所に立ちます。
包丁で野菜を刻むリズムと、心の中で反復されるあの夜の記憶が、奇妙に重なっていく。
私の身体は、もう二度と戻らないはずの夜を、今もどこかで求め続けているのかもしれません。
【まとめ】主婦という顔とM女としての私──忘れられない女が教えてくれたこと
もし、今の私を外側から見たら──ごく普通の、少しおしゃべりな主婦に見えると思います。
スーパーのレジに並び、ママ友と学校行事の話をして、休日には家族でショッピングモールに出かける。
けれど、誰にも見せていない私の内側には、あの夜に目を覚まされたまま、眠りきれずに疼いている何かがあります。
終電のない夜、あの人の家で交わしたキス。
女同士という枠を軽々と越えて、私の“Mっぽさ”に気づかせてくれた視線。
支配されることの心地よさ。
「いい子だね」と言われて、胸の奥まで熱くなったあの瞬間。
きっと、あの経験がなかったら、私は自分の欲望を「なかったこと」にして、もっと器用に生きていたのかもしれません。
でも、そんな世界には、もう戻れません。
夢の中で何度も再生されるあの夜に目を覚ますたび、私は自分に問いかけます。
──私は、普通の主婦でいたいの?
──それとも、あのとき目を覚ました欲望を、もう一度だけ確かめてみたいの?
答えは、まだ出ていません。
子どもの寝顔を見ているときには、「この生活を守りたい」と心から思います。
でも、ひとりきりの昼下がり、窓から差し込む光を浴びながら、夢の余韻に濡れた身体を自覚するとき──私は別の私になってしまう。
どちらも、私です。
夫に美味しいと言ってもらえる料理を作る私も。
夜、誰にも見せられない検索履歴を消しながら、あの人の声を思い出してしまう私も。
A子さんが最後に言った、「忘れてもいいよ」という言葉。
あれはきっと、「忘れられないよ」という私の未来まで、見通していたのだと思います。
私はこれからも、主婦としての日常を生きていくでしょう。
でも、その日常のどこかで、彼女に撫でられた髪の感触や、静かに支配される心地よさを、きっと一生手放せないままなのだと思います。
そう、これは“はしたない”過去なんかじゃない。
私という人間の一部を、はっきりと形づくった、大切な秘密の断片です。
誰にも言えないけれど──私は今も、時々そっと目を閉じて、あの終電のない夜の続きを、心の中で再生してしまうのです。




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