ボクのチ○ポに満足していない妻を、デカチンの甥に寝取ってもらった! 超ビンカン嫁×巨根NTR 澪真央
夫婦の「満たされない距離」を軸に、静かな緊張が少しずつ熱を帯びていく。
計算された構図と真央の演技が、観る者の心に生々しい“欲と罪”の余韻を残す。
愛とは、そして満足とは何か──。
単なる刺激では終わらない、成熟した大人のための背徳物語。
【第1部】午後の光に沈む──静寂の中で始まる裏切りの予感
夫を送り出したあと、家の中に沈む音が消える。
洗濯機も止まり、時計の針の音だけがやけに耳につく。
私はキッチンのカウンターに肘をつき、グラスの水を口に含んだ。
冷たさが喉を落ちていく瞬間、胸の奥で何かがざわめく。
今日は翔太が来る日だ。
夫の弟の息子──つまり甥。
まだ二十四歳だというのに、最近の彼はどこか大人びた。
以前は人懐こい笑顔を見せるだけの少年だったのに、
目の奥に、言葉にできない熱のようなものを感じる。
「家庭教師なんて、久しぶりね」
口に出してみると、まるで自分に言い聞かせるような響きになった。
彼に勉強を教えるだけ。そう、ただそれだけ。
それなのに、朝から落ち着かない。
胸のあたりがそわそわして、
何度も鏡の前で髪を直し、
化粧の濃さを確かめた。
普段より薄く、でもどこか艶が残るように。
窓の外から、風がカーテンを揺らす。
陽射しがレースの隙間から床に模様を落とし、
それが私の足もとを淡く照らす。
その光が、まるで誰かに見られているようで、
思わずスカートの裾を握りしめた。
──何を期待しているの、私。
夫と最後に抱き合ったのは、いつだっただろう。
思い出そうとしても、はっきりしない。
仕事で疲れた顔、無意識に距離をとる手。
冷めていくのが怖くて、
私は「平穏」という言葉に逃げた。
だけど、体は嘘をつけない。
夜、ひとりでベッドに横たわると、
肌の下で血が脈打つのが分かる。
触れられたい。
ただ、誰かに温もりを与えてほしい。
そんな願いを押し殺すように、シーツを強く握りしめた夜が何度もあった。
インターホンが鳴った。
心臓が跳ねた。
それだけで、喉が乾く。
胸の奥が熱くなる。
「はい……」
玄関のドアを開けると、翔太が立っていた。
黒いTシャツにジーンズ。
夏の光を背負って、彼は少し照れたように笑った。
「こんにちは、麻衣さん。今日もお願いします」
その声が、思っていたよりも低くて、
私の中の何かをかすかに震わせた。
私は微笑みを作るしかできなかった。
──この日常が、どこまで保てるのだろう。
【第2部】沈黙の呼吸──近づきすぎた午後の温度
リビングのテーブルに並んだノートの白が、午後の光を反射してまぶしい。
翔太はノートパソコンを開き、画面に数式を映しながら、少し眉を寄せていた。
頬に流れた髪の影。
喉仏が動くたびに、静かな音がした。
「ここ、ちょっと分からなくて……」
そう言って身を寄せてくる。
距離が近い。
彼の肩と私の腕のあいだ、ほんの数センチ。
そこに空気が満たされているはずなのに、
まるで何か温かいものが流れこんできたようだった。
指先でノートを示す。
同時に彼の呼吸が頬にかかる。
その微かな熱が、私の皮膚にゆっくり染みていく。
──落ち着きなさい、麻衣。
けれど、視線を逸らそうとした瞬間、
彼の目が私を捉えた。
まっすぐ、真剣で、少し怯えたような目。
その奥に、何かを抑えようとする影が見えた。
「……麻衣さん」
その呼び方を、夫以外の男の声で聞くことはなかった。
たったそれだけで、胸の奥の何かが震えた。
私の名前が、ゆっくりと熱を帯びていく。
「どうしたの?」
声が、少し掠れていた。
自分でも驚くほど、喉が乾いている。
彼は一瞬、言葉を探すように目を泳がせ、
それから、かすかに笑った。
「いえ……麻衣さんって、本当に大人の女性ですね」
その言葉が落ちた瞬間、
空気が、変わった。
風が止み、蝉の声が遠くで途切れたように感じた。
体の奥が、ゆっくりと沈みこむような感覚。
笑って受け流そうとしたのに、
唇が思うように動かなかった。
彼の視線が、私の頬を伝い、鎖骨のあたりで止まる。
その動きを意識した瞬間、
肌が熱を帯びた。
「……翔太くん」
「はい」
「もう、そんなこと言わないの」
微笑もうとした。
けれど、その笑みはどこか震えていた。
私たちのあいだに流れる沈黙が、
言葉よりも雄弁にすべてを語っていた。
その瞬間、
遠くでチャイムが鳴った。
宅配便のような、日常の音。
それで私は、かろうじて現実に戻る。
──危なかった。
けれど、扉を閉めたあとの自分の呼吸が、
少し乱れているのを隠すことはできなかった。
その夜、私はひとりでワインを飲んだ。
グラスの中で液体がゆっくりと回る。
赤い光が壁に反射して、まるで体の内側の熱のようだった。
唇に残る温度。
あのときの視線。
──ほんの数秒の沈黙が、
なぜこんなにも長く焼きついて離れないのだろう。
【第3部】沈みゆく午後──触れないのに、溺れていく
その日も、空は穏やかで、蝉の声が遠くで続いていた。
リビングのテーブルに並んだノート。
ページをめくるたび、紙の擦れる音が静かな部屋に溶けていく。
翔太の声は、いつもより少し低かった。
彼が数式を説明している間、私は言葉よりも、その声の響きに意識を奪われていた。
静かな湖面に石を落としたように、彼の言葉が私の中で波紋を広げていく。
「麻衣さん、ここ、どうすれば……?」
顔を上げた瞬間、視線が重なった。
まるでそこだけ時間が止まったように、空気が凍る。
息を吸う音が、互いの鼓膜に届くほど近い。
視線を逸らそうとしても、もう動けなかった。
彼の瞳の奥で、自分の姿が揺れている。
そこに映る私は、妻ではなく、女の顔をしていた。
──もう、戻れない。
胸の奥で誰かがそう囁いた。
私はわざと立ち上がり、カーテンの方へ歩いた。
外の光が強く差し込み、影が長く伸びる。
その光の中で、私は振り返ることができなかった。
背中に感じた気配。
何も言わずに、翔太が立ち上がったのがわかった。
距離が、ゆっくりと縮まっていく。
皮膚が空気の動きで彼を感じ取る。
呼吸が混ざる。
それだけで、頭の中が白くなる。
「麻衣さん……」
自分の名を呼ばれた瞬間、
胸の奥が、音を立てて崩れた。
声にならない息が漏れた。
その瞬間、私は何かを失い、
同時に何かを得た気がした。
時間がどれほど過ぎたのか、覚えていない。
ただ、夕陽の色だけが、あまりにも鮮やかだった。
テーブルの上に置かれた二人のノートが、
互いの影を重ね合わせていた。
──何もなかった。
そう思いこもうとするたび、
胸の奥に熱が戻ってくる。
夜、鏡の前に立つ。
光に照らされた自分の顔が、少し違って見えた。
頬が赤く、瞳の奥に、知らない色が宿っている。
夫の名前を思い出そうとしても、
その響きが遠くで霞む。
心の中で、翔太の声が、何度も繰り返された。
呼吸のたびに、その声が胸の内側を撫でていく。
私は唇を閉じ、そっと目を閉じた。
──あの日の午後が、まだ終わらない。
まとめ──罪と覚醒のあわいで
坂口麻衣の心に起きた変化は、
一度きりの衝動でも、軽い気の迷いでもなかった。
それは、誰かを裏切ることではなく、
自分自身の渇きに触れてしまったという「真実」だった。
人は誰でも、愛と欲の狭間で揺れる。
理性が口を閉ざし、
本能が言葉を奪う瞬間、
そこにあるのは罪ではなく、生の証なのかもしれない。
麻衣は今も、静かな夜の中で思う。
触れなかったはずの午後の光が、
いちばん深く、彼女の中に刻まれていることを──。





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