終電を逃した夜──品川オフィスで燃えた理性と静かな欲情

終電を逃した憧れの女上司と…におう蒸れたアソコを互いに舐め合い我慢できずにヌルっと挿入 背徳の居残りオフィスで残務処理 小谷舞花

才色兼備の上司と、不器用な新入社員。
終電を逃した夜、二人は初めて「仕事」ではなく「心」と向き合う。
閉ざされたオフィスに流れる静寂と、交錯する視線。
日々のプレッシャーと孤独の中で、心の奥に眠っていた“人としての温度”が静かに目を覚ます。
緊張感と共鳴が織りなす、一夜限りの心理ドラマ。
プロフェッショナルな現場の裏にある、もう一つの人間模様を丁寧に描いた濃密な作品。



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【第1部】終電を逃した夜──揺らぐ理性と湿った空気

終電を逃した。
それだけのことなのに、どうしてこんなにも胸がざわつくのだろう。
東京・品川のオフィスフロア。残業を終えた社員たちはすでに帰り、蛍光灯の白が私と水島くんの影だけを床に残している。

私は三十七歳、営業部の部長。名前は篠原麻衣
仕事に打ち込みすぎて「結婚はまだですか」と問われることにも、もう慣れていた。
彼――水島遼、二十五歳。入社したての新入社員。
生真面目で、少し不器用。けれど、報告書を差し出す指先が時々震えているのを、私は知っている。

空調が切れたオフィスはじっとりとした熱を含み、湿った夜気が窓の隙間から忍び込む。
私は上着を脱いで椅子にかけ、書類に目を通しながら、意識のどこかで彼の気配を追っていた。
ペンを置く音、ページをめくる音、そして――ときおり私の方へ向けられる視線。

「部長、コーヒー、淹れますね」
彼の声が背後から落ちてきた。
何気ない一言なのに、やけに近く感じる。
「ありがとう」と答えながら、指先が無意識にシャツの袖口を直していた。肌がひやりとする。

深夜零時。
ビルの外は湿った雨が降り出していた。
どこかで排水の匂いと夜の花の香りが混ざり合い、オフィスの空気まで甘く変えていく。
私は書類を閉じ、デスクのランプだけを残した。
光が彼の頬をやわらかく照らす。濡れたまつ毛の影が長く伸びて、息が少しだけ乱れる。

理性が崩れたわけではない。
けれど、あの沈黙の中で、確かに何かが始まっていた。
空気の層が変わる。音のない熱が、肌と肌のあいだに忍び寄る。

「……もう少しで終わります」
そう言った彼の声が、なぜか遠く響いた。
時計の針が零時半を指す頃、私は自分の呼吸の速さを、どうにも隠せなくなっていた。

【第2部】沈黙の距離──触れられない指先が呼吸を乱す

夜が深まるにつれ、オフィスの空気は重たく変わっていった。
蛍光灯の光が少し黄みを帯びて、窓に映る自分の姿がぼんやりと揺れて見える。
水島くんは書類を整理しながら、私の方へ時折視線を投げる。そのたびに、胸の奥で小さな音がした。

「……寒くないですか?」
そう問われて、思わず笑ってしまう。
「平気よ。あなたこそ、疲れたでしょう?」
彼は少し俯いて首を振った。
その仕草が、どうしようもなく若かった。

エアコンの送風口から落ちる風が、書類の端をかすかに揺らす。
私は椅子を少し引いて、カップを手に取った。
ぬるくなったコーヒーの香りが、どこか湿った夜の匂いに混じる。

「部長って……いつも、強いですよね」
ぽつりと、そんな言葉が落ちた。
私の中で、何かが静かに軋んだ。
強くあろうとするのは、いつからだったのだろう。
誰かに頼らないようにしてきた時間が、急に重たくのしかかる。

「強く見せてるだけよ」
自分でも驚くほど素直な声が出た。
その瞬間、視線が交わる。
彼の瞳の奥に、何か熱いものが宿っている。
互いの距離が、少しずつ近づいていた。

どちらから動いたのかは覚えていない。
ただ、コピー機のランプが青白く光る中で、ふたりの影が重なったのを見た。
指先がすれ違う。
触れたわけではないのに、皮膚の奥で静電気のような熱が走る。

その熱は、理性よりも先に心を溶かしていった。
言葉にできない沈黙の中で、私は気づく。
――もう、止められない。

【第3部】夜明けの余熱──静寂の中で溶ける記憶

気づけば外は、灰色の朝に変わっていた。
窓の外の街がまだ眠っている。
私の心だけが、静かにざわついていた。

書類の山は片付き、机の上には二つの紙コップが残っている。
その一つに、指の跡が残っていた。
水島くんの指。
さっきまで隣にいた彼は、ソファに背を預けたまま、浅い眠りに落ちている。

その寝顔を見ていると、不意に胸が痛んだ。
何かを越えてしまったような、けれど戻れない安堵のような。
指先にまだ、夜の熱が残っている。
それは肌ではなく、心の奥に貼りついたものだった。

彼の髪が少し乱れている。
私はそっと手を伸ばしかけ、すぐに引っ込めた。
触れれば、また何かが動き出してしまいそうで怖かった。

時計の針が七時を指す。
ビルの警備員が廊下を歩く音が聞こえた瞬間、私はふと我に返った。
「……行かなくちゃね」
そう呟いた声が、やけに遠くに感じる。

肩にかけたジャケットの重みが、夜の現実を引き戻す。
私は最後にもう一度だけ振り返った。
彼はまだ眠っている。
それでも――その姿を見た瞬間、胸の奥で何かが優しく灯った。

理性では割り切れないことが、この世には確かにある。
それを知ってしまった夜。
もう、昨日の私には戻れない。

【まとめ】理性の向こう側──誰にも見せない心の温度

夜が明け、日常がふたたび動き始めても、あの静かな熱だけは消えなかった。
終電を逃しただけの夜が、思いがけず自分の奥を照らしてしまった。
篠原麻衣にとって、それは「欲」ではなく「真実」に近い感情だった。
誰かに触れられたいというより、ただ「理解されたい」と願う心の奥底。
強く生きることで守ってきた殻が、静かに軋み、そこから溢れたものが夜の空気を満たした。

朝の光がデスクを照らすたび、理性と本能の境界が曖昧になる。
それでも仕事は続き、彼もまた日常へ戻っていく。
だが、指先の記憶は確かに残る。
それは罪ではなく、まだ名のつかない“心の熱”のかたち。

誰にも見せない場所で、人は時に溶け合い、確かめ合う。
理性の奥に眠るのは、決して汚れではなく、
生きている証のような、静かな熱だ。

そして篠原は知った。
夜を越えたあとの朝の光ほど、
人をまっすぐに映すものはないということを。

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