【第1部】密室の誘惑──信号待ちに忍び込む欲望の指先
私の名前は藤原理沙、三十六歳。
結婚して十五年、夫は仕事に追われ、家庭の中では私は「母」としてしか扱われなくなっていた。女としての渇きは、声にできないまま静かに募っていった。
そして今、隣に座るのは新入社員の健太、二十二歳。
入社したばかりの彼を指導する立場だったはずの私が、いつのまにかその無垢な瞳と若さの匂いに心を奪われていた。
日曜の午後二時、横浜のベイエリア。
海沿いの駐車場で待ち合わせ、彼の運転するコンパクトカーに乗り込んだ。助手席に身を沈めた瞬間、シートの布地の冷たさと、彼が放つ若い体温とが同時に迫ってきて、胸の奥がざわめいた。
「先輩……緊張してます?」
ハンドルを握る彼が、子どものように笑った。
その呼び方が、余計に背徳を濃くする。私は上司であり、人妻。絶対に踏み込んではいけないはずの境界線を、彼は何のためらいもなく笑顔で越えてくる。
信号が赤に変わったとき、不意に彼の手が私の太ももへ置かれた。
「……健太」
名前を呼んだ声は、自分でも驚くほど掠れていた。
「ごめんなさい。でも、触れたかったんです」
その一言が、頭の奥で溶ける。
拒むどころか、むしろ愛おしいと思ってしまった。
外は昼の光。窓の向こうを観光客が歩き、誰かの視線がこちらに注がれるかもしれない。
なのに私は、彼の指先がスカートの布を軽く押すたびに、膝の奥の筋肉が緩み、背徳に甘く痺れていく。
「次も、赤になればいいのに」
心の奥で生まれたその願いが、唇から漏れそうになった瞬間、肘掛けがコトリと上げられた。
ふたりの距離がわずかに縮まり、彼の指が布越しに境界をなぞる。
「……理沙さん、ここ、もう温かい」
囁きに、喉の奥で小さく声が零れた。
背徳と欲望に挟まれたまま、見られるかもしれない私と、触れられている私が重なり合い、静かに震えていった。
【第2部】おあずけの罰──巨根に突き上げられる車内の悦楽
次の赤信号。
彼の手は、もうためらいなくスカートの奥へと潜り込んだ。布越しに中心をなぞられた瞬間、私は息を止めるしかなかった。昼の光が差し込む狭い車内──外の視線を想像するだけで羞恥と興奮がないまぜになり、背筋が震える。
「……理沙さん、ここ……すごく熱い」
健太の指先が布を押し上げ、湿りを確かめるように揺れる。
「や……だめ、外よ……」
声を殺そうとするほど、腰が無意識に浮き上がってしまう。
信号が青に変わるたびに指が離れ、赤に変わるたびに再び弄ばれる。おあずけの繰り返し。羞恥は焦燥に変わり、濡れは止めどなく増していった。
やっと辿り着いたラブホテルの駐車場。けれど、シートから立ち上がることすら億劫で、私は掠れる声で告げた。
「……ここで、して」
その言葉に、健太の瞳が猛獣のように輝く。シートを倒しただけの狭い空間で、彼は制服の奥から欲望を解き放った。
視界に現れた瞬間、思わず息が詰まった。
──若いはずなのに、私の記憶にあるどの男よりも逞しく反り返り、硬く脈打っている。
「……大きすぎる」
無意識に漏れた言葉に、彼は耳元で囁いた。
「ずっと先輩に、これを入れたかったんです」
巨根が容赦なく私を押し広げる。
「っあ、だめ……深い……!」
シートに背中を押しつけられ、狭い車内で奥を突き上げられるたび、全身が痙攣する。
「声、外に聞こえちゃうかもしれませんよ」
その囁きは残酷でありながら甘美な罰。必死に唇を噛むが、
「や……っ、あぁ……!」
抑えきれず、声が零れ落ちる。
アイドリングの微かな振動と彼の律動が重なり、繁華街の片隅で私は若い巨根に突き上げられながら、理性を失っていった。
【第3部】絶頂の奔流──若い巨根に溺れ、余韻に震える人妻
狭い車内という舞台は、本来なら愛を交わすには窮屈すぎるはずだった。
けれど、その制限が逆に快感を凝縮させていく。シートに押しつけられ、逃げ場を奪われた私の身体に、健太の若く猛る巨根が何度も容赦なく突き上げてくる。
「……理沙さん、奥まで全部……受けてください」
吐息混じりの声が耳をかすめる。
「っあ……や、だめ……そんな深く……っ」
拒む言葉とは裏腹に、全身は痙攣し、奥を抉られるたびに甘い悲鳴が洩れる。
車の窓の外は真昼の横浜ベイエリア。誰かが通れば、この震える声が聞こえてしまうかもしれない。その羞恥すらも快楽の炎に変わり、奥底が熱く蠢く。
巨根が擦り上げるたび、火花のような快感が散り、波のような衝撃が次々と身体を飲み込む。
「……も、もう無理……イく……っ」
声を震わせた瞬間、彼はさらに奥を抉り込む。
「美咲さん、全部……僕のを感じてください」
堰が切れた。
「あぁぁっ……!」
全身が硬直し、視界が白く弾け飛ぶ。熱い奔流に貫かれながら、私は車内で初めて絶頂に達した。
だがそれは終わりではなかった。
若い肉体の律動は止むことなく、巨根が奥を突くたび、余韻の痙攣に新たな快楽が重ねられる。
「……あっ、やっ……もう無理……でも……もっと……」
矛盾する言葉を吐きながら、絶頂の波に何度も攫われていく。
やがて彼の呼吸も荒く乱れ、熱が奥へ注ぎ込まれた。
「っく……理沙さん……!」
若さの証のように力強く迸る脈動が、子宮を内側から満たしていく。
私は腕を絡め、震える身体を預けながら、ただ女としての歓びに沈んでいった。
窓の外の街は何も変わらず流れている。けれど私の中では、世界そのものが塗り替えられていた。
熱の残滓、耳に残る喘ぎ、胸に残る鼓動。
それら一つひとつが、昼間の密室を永遠の記憶に変えていく。
「……もう、かんべんして」
小さく呟いた私を見て、健太はまだ少年のような笑顔を浮かべた。
──その瞬間、私は悟った。
二十二歳の新入社員に抱かれた三十六歳の人妻は、もう二度と“普通の妻”には戻れないのだと。
まとめ──若い巨根に溺れ、背徳の余韻に染まった人妻の記憶
今回の出来事は、ただのドライブの延長でしかなかった。
けれど、コンパクトカーという狭い密室が、私たちを逃げ場のない官能へと誘った。
信号待ちのたびに忍び寄る彼の指先。
背徳感と羞恥に震える私の身体は、若い彼の欲望に触れるごとに抗えなくなり、気づけば「ここでして」と自ら求めていた。
そして、解き放たれた二十二歳の新入社員の巨根。
その力強い突き上げは、三十六歳の人妻である私の奥を容赦なく抉り、繰り返す絶頂の奔流へと突き落とした。
「もうかんべんして」と口にするほどに果て続けた時間は、背徳でありながらも、女としての歓びを確かに取り戻させた。
外の街は何も変わらず流れている。
けれど私の中では、すべてが変わってしまった。
身体に残る熱、耳に残る喘ぎ声、胸に響く彼の脈動──その余韻が私を塗り替え、もう“普通の妻”には戻れないと悟らせた。
──あの日の昼下がり、車内で交わした背徳の悦楽は、永遠に私の身体と心を支配し続けるだろう。
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