セックスレスの夫と大喧嘩し、何も持たずに家を飛び出した人妻が、二人の男に一晩中身体を捧げ続けた話
あの夜のことは、今でも肌の奥に残っている。 一年前のことだ。
夫との仲は、結婚して五年目を過ぎた頃から冷え切っていた。子供は授からず、寝室では互いに背中を向けて眠るだけの日々。触れ合うことも、言葉を交わすことも少なくなり、私はただ「妻」という役割だけを演じ続けていた。
その日も些細なことで言い争いが始まった。私の不満が爆発し、「もう限界よ」と叫んだ瞬間、夫の冷たい視線が返ってきた。耐えきれず、私は財布も携帯も何も持たずに家を飛び出した。
夕方の街は、まだ明るかった。しかし徐々に空が暗くなり、行く当てもなく歩き続けているうちに、足が重くなってきた。「どうにでもなれ」という気持ちが、胸の奥を支配していた。
そんな私に、二人の男が声をかけてきた。 「一緒に遊ばないか」
無視して通り過ぎようとしたが、その時、私の口から思わず言葉がこぼれた。「意気地なし」
男たちは立ち止まり、私の腕を掴んだ。強引に車に押し込まれ、目隠しをされた。車は走り続け、やがてガレージのような場所に入った。シャッターが閉まり、目隠しを外されると、そこはラブホテルのような一室だった。
大きなベッド。横にはソファと、脚を大きく開いて固定できる骨組みだけの椅子。ガラス張りの浴室とトイレ。異様な空間に、私の足がすくんだ。
ベッドに押し倒された瞬間、一人が両腕を押さえ、もう一人が覆い被さってきた。抵抗する気力は、すでに残っていなかった。体の力を抜き、天井を見つめる。男たちもそれを察したのか、静かに服を脱がせていった。
下着まで剥ぎ取られ、完全に裸にされた私の身体を、二人は丁寧に舐め回した。首筋から鎖骨へ、胸の膨らみを丁寧に味わい、乳首を舌で転がす。腹部をゆっくりと下り、腿の内側を這うように舐め上げる。敏感な部分を舌先で刺激されると、私の身体が勝手に反応した。
二人も衣服を脱ぎ、熱を帯びた身体を密着させてきた。最初は無我夢中だった。次々と私の中に入り、激しく腰を動かし、奥まで届く感触を繰り返した。射精のたびに熱いものが溢れ、溢れたものを拭き取られ、すぐにまた別のものが押し込まれる。
私はただ、天井を見つめ続けた。 しかし、身体は正直だった。長らく触れられていなかった部分が、熱を持ち、湿り、収縮を繰り返す。男たちの荒い息遣いと、肌と肌がぶつかる音が、部屋に響く。
半ばを過ぎると、二人は少し落ち着きを取り戻した。一度出した後は休憩し、再び硬くなったところで私の身体に覆い被さる。時には椅子に座らされ、脚を大きく固定された。恥ずかしい部分をじっくりと観察され、指や玩具で丁寧に責められた。敏感な部分を刺激され続けるうちに、私の声が自然と漏れた。
「気持ちいいか?」と聞かれても、答えられなかった。ただ、身体が熱くなり、腰が浮き、奥が締め付けられるのを感じていた。夫との関係では味わったことのない、深くて濃い快感が、意識の端を掠めていく。
途中、何度か浴室に連れられ、湯船に浸かり、体を洗われた。食事も用意され、テーブルに並べられたものを黙って口にした。時計のない部屋で、時間の感覚は完全に失われていた。何日経ったのか、何時間経ったのか、わからなくなっていた。
ずっと裸のままだった。下着を身につけることすら許されず、男たちが欲情するたびに、私はベッドや椅子や床に横たわった。彼らが硬くなるたび、私の中に入り、奥を突き、熱を注ぎ込む。繰り返される行為の中で、私の中にあった「夫への不満」や「孤独」が、徐々に溶けていくような気がした。
殺される気配はなかった。ただ、彼らが私の身体に飽きるまで、この空間に留まるのだろうという、奇妙な諦めがあった。 「主人は探しているだろうか」 「子供がいなかったことが、今は救いだ」 そんなことを、ぼんやりと考えながら、私は彼らの求めるままに身体を差し出した。
やがて、男たちの視線が変わった。行為を求める頻度が減り、ある朝、服を着るように言われた。目隠しをされ、車に乗せられ、誰もいない場所で降ろされた。手のひらに一万円札が握らされ、「お金を受け取ったという事は、合意があったということだ」と言われた。
自由の身になった私は、しばらく立ち尽くしていた。 身体の奥に残る熱と、肌に染みついた感触が、忘れられなかった。
結局、夫とは離婚した。夫には他に女がいたらしい。 あの夜がきっかけだったのか、それとも前から決まっていたことなのかは、わからない。
ただ、一つだけ確かなことがある。 あの部屋で、二人の男に一晩中求められ続けた時間は、私の中に長く眠っていた何かを、確かに目覚めさせたということだ。
今でも、夜一人でいると、あの感触が蘇ることがある。脚を固定された時の羞恥と、奥まで満たされた時の熱。抵抗する気力を失った瞬間から、身体が正直に反応してしまった事実。
それが、私の中に潜んでいた、抑えきれない欲望だったのだと、今になって思う。
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