房総の海で出逢った。潮風を浴びた健康ボディ、’活きのイイ’地元妻―。 マドンナが見つけた、’海の幸’ 三好舞花 AVデビュー
【第1部】寂しさはスマホの光と同じ色──誰でもよかったのに、会ってしまった
名前は 灯(あかり)、35歳。
港町の片隅にある小さな広告会社で働く私は、
家に帰るといつも妙に静かだ。
靴を脱ぎ、無言で台所の蛍光灯を点ける。
冷蔵庫を開け、音のない缶ビールを取り出す。
そのたびに思う。
——誰も、この音を聞いていない。
「飲みながら寝落ちしそう」
そんな独り言を投稿すると、すぐ反応してきた人がいた。
連(れん)。
年下の大学生。
不器用なスタンプと短い言葉ばかりの男。
「家、近いよ」
そう言われて、私は少し笑った。
会うつもりなんてなかった。
だけど、気づけば化粧を直し、
夜の街へ向かっていた。
失敗したっていい。
どうせ私は誰にも見られていない。
そんな気持ちが背中を押した。
待ち合わせ場所で出会った彼は、
スマホ越しの印象より幼い。
目の奥が、何を考えているのか分からない。
「来てくれて嬉しいよ」
その言葉が、少しだけ胸に落ちた。
【第2部】身体は嘘をつけない──期待と不安が擦れ合う音
チェーン店のカフェで向かい合う。
彼は落ち着かない手つきで砂糖を混ぜ続けていた。
「緊張してるの?」
そう聞くと、彼はかすかに頷く。
目が合うたびに、
何かを求める光が揺れている。
その光は不器用で、危なっかしい。
でも、私の奥底に眠る何かを刺激した。
——久しぶりに、
誰かに“欲しがられている”。
そんな錯覚でも、心は簡単に濡れる。
夜風に押されるように、
二人はホテル街へ足を向けていた。
個室のドアが閉まると同時に、
世界の輪郭が変わる。
彼は、キスを求めてきた。
私は顔をそむけた。
代わりに、首筋に柔らかな吐息が触れる。
「触れていい?」
その震える声に、胸が熱を帯びる。
指先が肌をかすめるたび、
溜め込んだ渇きが音をたててほどけていく。
ベッドに沈み込む感覚。
視界が揺れ、
思考が遠のき、
ただ呼吸だけが生きている証になる。
——こんなはずじゃなかった。
——でも、止められない。
快楽が静かに牙をむく。
【第3部】絶頂と後悔の境界線──触れられたところから崩れていく私
夜が深まるほど、
彼は遠慮を失い、
欲望だけの生き物になっていった。
「まだ大丈夫?」
その問いは確認ではなく、
続けるための合図に聞こえた。
身体は限界を訴えるのに、
心はどこかで承認を求めている。
——もっと必要とされたい。
そんな弱さのせいで。
鏡に映る自分が息を乱し、
知らない表情で揺れている。
「やめて」と口に出せば、
全部終わってしまう気がした。
だが、
終わらせないと壊れるのは私だ。
「……帰る」
その一言に、彼は瞬きを繰り返した。
服を雑に身にまとい、
夜気の冷たさに震えながら外へ出る。
別れ際、彼が言った。
「また、会える?」
曖昧に笑って車を走らせる。
ミラーに映る彼の顔が小さくなっていく。
胸の奥が、ずきりと痛んだ。
【まとめ】欲望はいつも、後悔の形をしてやってくる
ひとりになった瞬間、
シートにもたれて大きく息をついた。
何に溺れたのか。
何を埋めたかったのか。
答えはまだ掴めないまま。
ただ一つ、確かなことがある。
——求められることに飢えていたのは
彼じゃない。
私だった。
もう戻らない夜の余韻だけが
身体のどこかでまだ、
くすぶっている。
だから私は、
またスマホを手に取る。
懲りずに。
哀しくなるほど、
人恋しく。




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