単身赴任の夫を裏切った夜──電話の向こうで女に戻った私

密着セックス 旅先で出会った男との秘めた情愛 専属・妖艶美熟女 濃密ドラマシリーズついに登場!! 並木塔子

結婚7年目…自分に関心を持たない夫。妻の塔子はこの関係を改善しようと温泉旅行を企画した。久しぶりの夫婦旅行を楽しみにしていたが夫の態度は変わらず、塔子が温泉から戻ると見知らぬ女と電話をしていた。そして、深く傷ついた塔子を慰めてくれたのが宿主の佐川だった。佐川の腕に包まれ熱い抱擁を受けながら逞しい肉棒をゆっくりと深くオマンコに注がれた塔子は久しぶりに心も身体も奥底から満たされていくのだった…。



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【第1部】単身赴任三年目、ぬるく冷えたリビングで始まった「誰かに求められたい夜」

私の名前は綾乃、38歳。
関西の郊外にある小さなマンションで、小学生の息子と二人暮らしをしています。
夫は三年前から単身赴任中で、月に一度帰ってくるかどうか。

夕方までは、普通の「いいお母さん」でした。
仕事を終えてスーパーに寄り、夕飯を作り、宿題を見て、お風呂に入れて、寝かしつける。
そこまでは何の問題もない「生活」です。

問題は、そのあと。

リビングの灯りを一つだけ残して、洗い物を終えて、ふっと腰を下ろした瞬間。
テレビの音も消してしまうと、部屋の中に残るのは、冷蔵庫の低い唸りと、遠くを走る電車の音だけ。
その静けさが、だんだんと「孤独」の形を持ち始めるのです。

そんな夜に、なんとなく登録してしまった大人向けの出会い系サイト。
最初は軽い好奇心でした。
「既婚 暇つぶし」「ただ話したいだけ」
そんなプロフィールを並べて、顔も出さず、偽名で。

知らない男性から届く「はじめまして」のメッセージ。
最初は警戒しながら、当たり障りのない挨拶だけを返していました。
でも、何通かやりとりが続くと、不思議と胸の奥が温かくなるのを感じたのです。

——ああ、私、まだ“女”として見てもらえるんだ。

夫からは、最近そんな目で見られていない。
「仕事が忙しい」「今度埋め合わせするから」
そう言われて、先に寝室の電気を消す夜が増えました。

だから、画面の向こうで
「綾乃さん、落ち着いた話し方が素敵ですね」
「主婦には見えない、って言われません?」
なんて書かれると、その言葉の一つ一つが、乾いた肌に落ちるローションみたいに、じわりと染みてくる。

メールの相手は何人かいましたが、その中に「とも」という名前の二十代の男性がいました。
年下らしく、ちょっと拙い言葉遣いで、でも妙にまっすぐで、敬語とタメ口が混ざったような文面。

「あやさん、話してると楽しいです」
「歳なんて関係ないですよ」

そんなメッセージを重ねるうちに、彼はいつのまにか、私の夜の楽しみになっていました。
旦那とは違う、息子とも違う、「女としての私」をまっすぐ見てくる存在。

ある夜、彼から突然、短い一行が届きました。

「あや……好きだよ」

その文字を見た瞬間、心臓が一度、大きく跳ねたのを覚えています。
冗談か、本気かなんて、どうでもよかった。
ただ、その言葉を“自分宛て”として読んでいる自分に気づいた時、もう既に一線は、心の中で越えかけていたのかもしれません。

私たちは、メールだけでは物足りなくなり、アドレスを交換し、やがて番号も交換しました。

その夜から、私の日常は、静かに、でも確実に変わり始めたのです。


【第2部】「あやと話してると、変になる」——声だけでほどけていく身体と、目覚めてしまった性欲

最初の電話は、息子が寝静まったあとの22時過ぎ。
リビングの灯りを消して、寝室のベッドの端に腰をかけ、スマホを耳に当てました。

「……もしもし?」

「……あや? 本当に出てくれた」

画面の文字では何度も見てきた「とも君」の声が、イヤホン越しに、急に現実味を帯びて流れ込んできます。
少し高めの、まだ若さの残る男の子の声。
その声が、まるで耳たぶのすぐ近くでささやかれているみたいに、やけに近く感じられました。

最初のうちは、当たり障りのない会話でした。
仕事の話、趣味の話、好きな食べ物。
私は「38歳の主婦」としてではなく、
「綾乃」という一人の女性として、彼と話している自分を自覚していました。

会話が少し途切れた時、彼がぽつりと言いました。

「……あやと話してると、変になる」

「変って、なにが?」

笑いながら聞き返すと、向こう側で、少し息を飲むような間が空きました。

「……言っていいのかな、こういうの」
「正直に言ってみて?」

少し意地悪な気持ちが、私の中で顔を出します。
そのやり取りの「温度」が、普通の世間話とは違うことを、お互いにわかっていながら。

「……あやと話してるとさ、興奮する。
 なんか、身体がおかしくなるというか……」

その告白を聞いた瞬間、胸の奥で何かがゆっくりとほどけていくのを感じました。
“母親”でも“妻”でもない、ずっと奥のほうに押し込めていた「性欲」という名の獣が、ゆっくりと目を覚ましていく感覚。

「……今も?」

自分でも驚くほど、声が低く掠れて出ました。
息を潜めるように問いかけると、彼が少し笑ってから、真面目な声で答えます。

「うん、今も。
 あやの声、エロいんだもん……」

「そんなこと……ないよ」

否定しながらも、私はもうベッドに横になっていました。
シーツが肌に張りつく感触が、いつもより敏感に伝わってくる。
スマホを握る手に力が入り、もう片方の手は、落ち着きなくシーツの上をさまよっていました。

「ねえ、どんな格好してる?」

「パジャマだよ。Tシャツと……短パン」

「色は?」

「……白」

一つひとつの質問に答えるたび、彼が「いいな」と小さく漏らす声が、私の鼓動の速さと同期していくのを感じます。
ただの会話のはずなのに、言葉が身体の奥にまで届いてしまう。

「想像しちゃう。
 今、あやがどんなふうにベッドにいるのか……
 どんな顔で、俺の声、聞いてるのか」

彼の言葉は、まるで遠慮というものを知らない指先のように、私の内側をなぞってきます。
私は毛布をたぐり寄せ、身体を丸めながら、息が自然と荒くなっていくのを止められませんでした。

「……あや、息、ちょっと荒い」

「そんなことない……」

「嘘。
 さっきより、近く聞こえる。
 ……俺のせい?」

その問いかけは、ほとんど囁き声に近かった。
耳の奥にふっと熱を吹きかけられたみたいに、全身の力が抜けそうになります。

「……とも君のせい、かもね」

たったそれだけ返しただけで、彼ははっきりと声を震わせました。

「……そんなこと言うなよ、余計に……」

そこから先の会話は、言葉の輪郭が曖昧になっていきました。
「触れたい」「抱きしめたい」
そんな直接的な表現ではなくても、彼の一つひとつの台詞が、触れずに触れられているような感覚を伴って私に届く。

私は布団の中で何度も身じろぎしながら、
「もっと言って」「まだ切らないで」
心の中でそう繰り返していました。

電話の向こうで高まっていく彼の息遣い。
こっち側で変わっていく自分の呼吸。
画面は真っ暗なのに、音だけが、想像をどこまでも膨らませていく。

その夜、私は初めて、「電話越しに女である自分を意識している」という
どうしようもなく淫らで、どうしようもなく孤独な快感を知りました。


【第3部】「いっていい?」と言えなかった言葉——罪悪感と快感のあいだで震えた余韻の夜

それから、私ととも君の電話は、習慣になっていきました。
息子が寝たあと、食器を片づけ、家事を終わらせてからの、秘密の時間。

着信音が鳴る前から、私はスマホを手の届く位置に置き、
時計をちらちらと見ながら、あらかじめ照明を落としておくようになっていました。

電話の内容は、相変わらず他愛のない話から始まります。
仕事の愚痴、今日食べたもの、天気の話。
でも、数分も経てば、いつものあの空気に変わっていく。

彼は、私のことを細かく知りたがりました。
どんな声を出すのか、どんな表情をするのか、
どんなふうに気持ちよくなるのか——そこに踏み込もうとしながら、ぎりぎりのところで言葉を選んでいるのが伝わってくる。

「……あや、今どんな顔してる?」

「え?」

「恥ずかしい時の顔、見たい。
 目、閉じてるの? 開けてるの?」

「……内緒」

そんなやりとり一つにも、私の中の何かが反応してしまう。
彼に見られているはずのない部分まで、「見られている」と感じてしまう。

ある夜、彼の声がいつも以上に熱を帯びていました。

「……あやのこと考えてたら、止まらなくなる」

「仕事中も?」

「うん。
 ちゃんと仕事してるけどさ、ふとした拍子に、あやの声、思い出す」

「バカだね」

そう言いながらも、その「バカだね」にこめた甘さを、私自身がわかっていました。
責めたいわけでも、止めたいわけでもない。
むしろ、そんなふうに自分を思い出してもらえていることが、どうしようもなく嬉しい。

受話器越しに、何度も名前を呼ばれます。
「あや」「あやの声、好き」
そのたびに、胸の奥がじんと熱くなる。

気づけば、私は、彼の声に合わせて呼吸を合わせ、
彼の沈黙に合わせて喉を鳴らし、
彼の高まりに合わせて、身体のどこかをぎゅっと握りしめていました。

電話の向こう側で、彼の息が少しずつ荒くなっていきます。
言葉が途切れ途切れになり、
時々、抑えきれないようなうめきが、小さく漏れる。

それは、直接的な音ではないのに、
そこに至るまでの過程を、私は何度も頭の中でなぞってしまう。

——私の声で、私の言葉で、彼は今、どこかへ向かっている。

その実感が、私自身の感覚もどこか別の場所へ連れて行こうとします。
自分の中のスイッチが、もう取り返しのつかない位置まで入ってしまったような感覚。

「……あや」

彼が、掠れた声で名前を呼びました。

「ん……なに?」

「……一緒に、いきたい」

その言葉は、はっきりと“ライン”を越えた合図でした。

本当なら、そこで何かを止めることだって出来たはずです。
「ごめんね」と言って電話を切ることもできた。
「それはダメ」と笑ってごまかすこともできた。

でも、その夜の私は、そうはしませんでした。

代わりに、喉の奥で溶けてしまいそうな声で、
「……うん」とだけ、答えてしまったのです。

そこから先を、私は細かく語ることができません。
それは、ただの行為の手順ではなく、
孤独と渇きと欲望が、ひとつの波になって押し寄せた瞬間だから。

受話器の向こうの彼と、ベッドの上の私。
触れ合ってはいないのに、確かにどこかで重なり合っているような、あの不思議な一体感。
息が合わさり、声が重なり、
「もうだめ」と「まだ」とが、胸の奥で何度もぶつかり合う感覚。

やがて、彼の声が途切れ、
低く長い吐息だけが、スピーカー越しに流れました。

「……あや、ありがとう」

そう言った彼の声は、少年から大人に変わる一瞬の境目のように、どこか震えて聞こえました。

電話を切ったあと、部屋は再び静かになりました。
横を見ると、隣の部屋で寝ている息子の寝息が、かすかに聞こえる。

私は、汗で少しひんやりとした自分の肌に毛布をかけながら、
胸の中に押し寄せてくる二つの感情に翻弄されていました。

——満たされた、という感覚。
——取り返しのつかないところまで来た、という感覚。

夫のことが嫌いなわけじゃない。
家庭を壊したいわけでもない。
それでも私は、あの夜、誰よりもはっきりと、自分の「性欲」を選んでしまったのです。

謝罪のメッセージを打とうとして、指が止まりました。
「ごめんね」と入れては消し、「楽しかった」と入れては消す。
結局、何も送れないまま、スマホの画面を裏返してベッドの脇に置きました。

天井を見上げながら、私は静かに目を閉じます。
さっきまで耳の奥で鳴っていた彼の声が、まだそこに残っている気がしました。

——これは不倫なのか。
——それとも、ただの孤独の埋め合わせなのか。

答えの出ない問いだけが、あの夜の余韻と一緒に、いつまでも胸の中に残り続けていました。


【まとめ】あの夜の電話は今も鳴り続けている——女としての私と、母としての私のあいだで

あれから時間が経ちました。
とも君とは、連絡を取ったり取らなかったりを繰り返しながらも、
あの夜ほど深く踏み込んだ会話をすることは、もうありません。

夫は相変わらず単身赴任中で、
日々の生活は、あの日と変わらず淡々と続いています。
朝起きて、ご飯を作り、息子を送り出し、仕事に行き、帰ってきて、家事をして、また夜がくる。

ただ一つ、決定的に違うのは——
私は自分の中にある「性欲」と「孤独」を、もう見て見ぬふりはできなくなった、ということです。

あの夜の電話は、私にとって、
誰かと一緒に“いってしまった”という経験以上に、

「女として求められることが、こんなにも甘く、
同時にこんなにも苦いものなんだ」

という事実を突きつける出来事でした。

私は母であり、妻であり、社会の中の一人の大人であり、
そして同時に、どうしようもない性欲を持った一人の女でもある。

そのどれか一つだけを選ぶことはできないし、
どれか一つを切り捨てることもできない。

だからこそ、今も時々、夜のリビングでスマホを手に取るたび、
あのときの呼びかけが、微かに耳の奥で再生されます。

「……あや」

もしあの夜に戻れたとしても、
私はきっとまた、同じように「うん」と答えてしまうかもしれません。
それが間違いだと頭でわかっていても、
心と身体のどこかは、それを望んでしまうから。

この告白は、誰かに許してほしいわけでも、
正当化してほしいわけでもありません。

ただ、
「ちゃんと欲望を持った人間としての私」を、
一度どこかに刻みつけておきたかった。

電話を切ったあとの静けさ、
息子の寝息、
遠くで走る終電の音——
そのすべてを背景に、私は確かに“いきそうになっていた”自分を、忘れたくないのかもしれません。

あの夜の電話は、もう鳴っていません。
でも、私の中では今も、ときどき不意に着信音を立てます。

そのたびに私は、
母としての私と、妻としての私と、
そして性欲に揺れる私の全部を抱えたまま、
小さく息を吸い込んで、静かにこうつぶやくのです。

——あの夜の私も、確かに私だった。と。

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