Aサイズ クラスメイト Anime Edition 1限目
ロリコミックの巨匠・岡田コウ原作の大人気作OVA化!原作テイストそのままにアニメに仕上ました!男とか女とか、そんなことをちょっとだけ意識し始めた夏のある日、いつものように始まったじゃれ合いは、でも、いつもとは違ってどんどんエスカレートしていった…「男子ってこんなに力があったっけ…男子って…こんなに恐かったっけ…?」
さき/20歳/神奈川県横浜市
【第1部】二十歳の夏、身体だけが先に大人になろうとしていた
二十歳の夏、私はまだ、自分の欲しさをうまく言葉にできなかった。
女子校で過ごした時間は長く、異性との距離はいつも、計り方のわからないものだった。
専門学校の教室で、密かに好意を抱いていた人はいた。
けれど私は、目が合うだけで胸が苦しくなってしまうような臆病さを抱えたまま、何も始められずに終わった。
「どうせ無理」
そう自分に言い聞かせることが、いつの間にか癖になっていた。
新しい出会いを求めたのは、勇気というより、逃げ場所が欲しかったからだと思う。
携帯電話の小さな画面の向こうで、名前と住んでいる街だけを頼りに、私は一人の男性と繋がった。
コーヘー。
ひとつ年上で、同じ横浜に住んでいる。
最初に会った日は、カラオケに行き、少しだけお酒を飲んだ。
彼の声は落ち着いていて、私の緊張をゆっくり溶かしてくれた。
「いい人だな」
それだけで、十分だった。
二度目に会った夜、私はもう、気づいていた。
この時間が、きっと戻れない場所へ続いていることを。
【第2部】触れられる前から、声はもう裏切っていた
飲み過ぎたせいで、視界がやわらかく揺れていた。
ホテルの天井は白く、ぐるぐると遠くなる。
ベッドに横になった瞬間、心臓の音が急に大きくなった。
自分の胸の中で、何かが暴れている。
近づいてくる気配。
そして、唇が触れた。
逃げ場のない距離で交わされるキスは、私の知っているものとはまるで違った。
湿度を含んだ感触が、ゆっくりと口の中に入り込んでくる。
「……わからない」
そう言ったはずなのに、声は震えて、どこか甘かった。
触れられるたび、身体の奥が遅れて熱を持つ。
胸に伝わる温度に、思わず息が漏れた。
「……っ、や……」
拒むつもりの言葉は、音になった瞬間、意味を失っていた。
自分でも知らなかった声。
喉の奥から、短く、掠れた吐息がこぼれるたび、恥ずかしさで身体が強張る。
それなのに、止められない。
音を立てて反応してしまう自分の身体に、耳まで熱くなる。
「聞こえる?」
囁かれた言葉に、私は目を閉じた。
触れられる“その前”から、私はもう、引き返せない場所に立っていた。
【第3部】痛みと一緒に、確かに何かが開いた
いよいよ、その瞬間が近づいたとき、怖さが一気に押し寄せた。
期待よりも、不安の方がずっと大きい。
身体の奥に伝わる違和感は、思っていたよりも強く、鋭かった。
「……っ、いた……」
声が、思わず漏れる。
息を吸おうとしても、うまくできない。
胸が詰まるようで、涙が滲む。
それでも、逃げることはできなかった。
痛みの波が過ぎるたび、別の感覚が、遅れて広がっていくのを感じてしまったから。
「……あ……」
苦しさと、説明のつかない熱が混じった声。
気持ちいい、とは言えなかった。
でも、何かが確かに、身体の奥で起きていた。
すべてが終わったあと、彼は私の胸に触れたまま、静かに眠りについた。
私は眠れなかった。
身体の中に残る鈍い痛みと、妙な余韻。
それが現実だと理解するまで、少し時間が必要だった。
翌朝、歩くたびに、まだ違和感はあった。
でも、不思議と後悔はなかった。
【まとめ】あの夜が、私に身体を肯定する方法を教えた
初体験は、決して理想的ではなかった。
痛みもあったし、甘いだけの記憶でもない。
それでも、あの夜が私に残したものは、確かだった。
自分の身体が、自分の意思とは別に、確かに生きているという実感。
欲望は、汚いものではなく、私自身の一部なのだと、初めて知った。
二十歳の夏。
怖くて、震えて、声が勝手に漏れてしまった夜。
あの経験がなければ、私は今も、自分の身体に距離を置いたままだったかもしれない。
エッチが好きかどうかは、正直、今でも断言できない。
でも――
自分の欲しさから、目を逸らさなくなった。
それだけで、あの夏は、私にとって十分に意味のある夜だった。



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