あの夜、わたしは自分の“奥”がどこまであるのか、初めて知った気がする。
身体の奥の奥、心のさらに裏側まで、彼は貫いてきた。ずっと、深く、恐ろしいほど大きなものを。
──それは、合コンでの偶然から始まった。
その日、飲み会の場所は、小さなスナックを貸し切ったような空間。
Yに誘われて、軽い気持ちで参加した。男4人、女4人。Y以外は初対面。
でも、ただ一人だけ、視線が絡んだ瞬間に胸がざわついた相手がいた。
彼の名は──蓮(れん)。
黒いTシャツから覗く首筋の筋肉、無口なのにどこか蠱惑的で、
喋らなくても空間を支配するような圧があった。
お酒が進み、ゲームが始まり、やがて“王様ゲーム”へ。
わたしは最初こそ抵抗があったけれど、次第に命令のスリルと羞恥に高揚していった。
──そして、ある命令が出た。
「5番と7番、10分間キスし続けること!」
当たったのは、わたしと──蓮だった。
「……いい?」
低い声。鼓膜に触れただけで、下腹部がじんわりと疼くような声だった。
わたしは頷くしかなかった。
蓮の手が腰に触れた瞬間、まるで熱を流し込まれたように身体が跳ねた。
キスは──舌が絡まった瞬間、もう“ゲーム”ではなくなった。
彼の手が背中を撫で、腰にまわり、わたしの胸元をゆっくりと撫で上げる。
それだけで、ブラの中がしっとり濡れはじめているのがわかった。
キスしながら、彼がわたしの耳元で囁く。
「やばい……キスだけじゃ足りない……」
それはわたしの本音だった。
唇が離れた瞬間、彼の眼差しに吸い込まれるように、わたしは彼の手を握った。
「……ここ、やだ。みんなの前じゃ……」
蓮は頷き、そっと手を引いてくれた。
店の奥。鍵のかかるバックヤードのソファ。
そのドアが閉まった瞬間、もう止められなかった。
わたしは自分から彼に腕を回し、また唇を重ねた。
彼の指が太腿を撫で、ワンピースをめくりあげていく。
「……濡れてるね」
囁くように言いながら、ショーツの上からわたしを撫でる彼の指先。
そこからはもう、すべてが奔流だった。
ショーツをずらされた瞬間、彼の舌があたたかくそこに触れた。
くちゅ、じゅる、と音を立てながら、彼はわたしを味わっていく。
わたしは頭を仰け反らせ、喉から甘い声が漏れるのを止められなかった。
「あっ…だめっ……」
指が、舌が、交互にわたしを犯していく。
そして、彼がズボンのベルトを緩めたとき──
わたしの呼吸は止まった。
──でかい。
それは、比喩ではなかった。
彼のものは、太さも長さも“異常”といえるほどで、
わたしの手のひらでは包みきれない。
目が自然に潤むほどの圧倒的な存在感。
濡れた唇でそっと咥えてみたけれど、ほんの一部しか入らない。
カリ首の張りは信じられないほど固く、口の中を支配してきた。
それでも、夢中で舐めていた。
だって、感じてる彼の吐息が耳元に触れるだけで、わたしの奥がまた濡れてくるから。
「……中、入れていい?」
聞かれるまでもなかった。
わたしは脚を開き、彼の背中に腕を回した。
──ズズッ、ズブゥッ……。
入りきらない。
入り口でひと呼吸おかれて、それからゆっくり、押し広げるように入ってきた。
「ひっ……くぅっ……!」
痛みと快感が同時に押し寄せてくる。
中を掻き回されて、奥を突かれて、わたしの身体はびくびくと震えつづけた。
「……すご……全部入ってないのに、締まりヤバい……」
そんなことを囁かれたら、もう、だめだった。
ソファの上で何度も角度を変え、バックで、騎乗位で、正常位で。
突くたびに、わたしは泣きそうになるほどの快楽に翻弄されていった。
「あっ、あっ、あああっ……!」
膣の内側がひりつくほどに熱く、
Gスポットを通り越して、身体の奥に埋め込まれるような異物感と快感。
──そして、何度目かの絶頂。
達した瞬間、蓮が腰を打ち付けたまま、わたしの中で深く沈み込んだ。
「中に……っ」
「……出すよ」
びくっ、と身体が跳ねたと同時に、
奥の奥に、彼の熱が流し込まれてきた。
その圧、量、衝撃に、わたしは仰け反ったまま動けなかった。
終わっても、まだ抜かない彼。
わたしの中で、脈打つたびに“存在”を感じ続けた。
そして、わたしの身体は、それを求めている自分に気づいてしまった。



コメント