夫の単身赴任が決まったのは、春まだ浅いある晩のことだった。
新しい事業所の立ち上げで、半年間の長期出張――私たち夫婦にとって、それは想像よりもずっと静かな別れだった。
「身体に気をつけてね」
「うん、お前も」
交わす言葉は日々、穏やかに色を失い、まるで誰かの脚本をなぞるようだった。
女としての私は、もう何年も前に、この家のどこかで埃をかぶっていたのかもしれない。
だからなのかもしれない。
彼を、悠真を、初めて見たときの私の鼓動が、いつもよりも少しだけ高鳴ったのは。
西村悠真、十九歳。
私が課長を務める営業部に配属された新卒の新人。
「よろしくお願いします」
深く頭を下げるその姿にはまだ幼さが滲んでいたけれど、スーツの襟元から覗く鎖骨や、朝礼でメモを取る長い指先には、思わず目が吸い寄せられた。
そして何より――
彼の目が、私の脚や腰を無意識に追ってしまっていることに、気づいてしまったのは私のほうだった。
焦りも、罪悪感も、確かにあった。
けれどそれよりも先に、乾いていた私の身体の奥が、微かに疼いたのだ。
人妻であるという意識を、母であるという自覚を、社会的な立場を、すべて踏み越えたくなるような、濡れた衝動が確かにあった。
最初に“それ”を意識したのは、会議後の資料整理でふたりきりになったとき。
私が背を向けてコピー用紙をまとめていると、彼がすぐ後ろに立った気配がした。
「……増田課長、いい匂いしますね」
鼓膜をくすぐるような低い囁き。
振り返ると、彼の瞳が、まっすぐ私の胸元を見ていた。
「……香水、変えたの」
「柔らかくて、落ち着く匂いです。……なんか、ドキドキします」
その一言に、心臓が跳ねた。
若いくせに、どうしてこんなに真っ直ぐに誘惑するのか。
そして、どうしてこんなにも素直に、身体が反応してしまうのか。
「悠真くん、私……人妻なんだよ?」
「それがいいんです。……なんか、リアルで、濃くて……ちゃんと“女”って感じがして」
この子は本能でわかっている。
私の奥底に積もっていた“飢え”を、確実に見抜いている。
その夜。
夫が不在の週末、彼を家に呼んだのは、私からだった。
「仕事の話、少しだけしたいの」
そんな建前は、キッチンに置いたグラスの水と同じくらい、透けて見えていた。
リビングに通すと、彼は言葉少なに私の手を取り、柔らかく、でもはっきりと腰にまわした。
「……抱いても、いいですか?」
「……初めて、なの?」
「……童貞です。でも……増田課長のこと、ずっと女として見てました」
唇が触れる。
彼の唾液の熱が、私の舌に伝ってくる。
ふれあうだけで、全身が痺れていく。
でもそれ以上に――彼の股間が、私の腹に当たった瞬間。
「……えっ……」
私は、思わず言葉を失った。
ズボン越しでもわかるほど、硬く隆起したそれは、明らかに常軌を逸していた。
太く、長く、重い。
まるで血管が脈打つ音まで聞こえてきそうなほど、激しく主張していた。
私の喉が、自然と鳴った。
「……悠真くん、それ……本気で言うけど、すごいね」
「……引きますか?」
「ううん……逆。すごく……ゾクゾクする」
彼のそれに、怖れと期待が混じりながら、私はベッドに導いた。
服を脱がせ合うたびに、呼吸が熱を帯びていく。
彼の裸は、まだ少年のあどけなさが残っていたけれど、下半身だけは別だった。
その巨根は、まるで大人の男の欲望が、過剰に濃縮されてしまったようだった。
太さに一瞬、怯んだ。けれど――
「……入れてみる?」
彼の瞳が揺れる。
「痛くないように、ゆっくりするから」
私は脚を開き、濡れた奥を彼の先端に導いた。
そして――
「っ……ん、はぁっ……!」
入ってきた瞬間、身体がきしむ。
指で押し広げられるような感覚ではなかった。
内側の壁が押し潰され、深いところまで強引に拡げられていく。
けれど、それが、たまらなく良かった。
「き、気持ちいい……? 痛くない?」
「……すごい……全部、私の中……埋まってる……すごいの、悠真くん……」
腰を打ちつけるたびに、ベッドが揺れ、部屋の空気が震える。
膣奥を突かれるたび、快感が背骨を伝って脳まで突き抜ける。
そして――
「あっ、イッ、イッちゃう……だめ……っ、奥、そんなにっ……!」
絶頂の波が、一気に押し寄せた。
何度も、何度も、私は彼の上で弓なりに反り返った。
その夜、彼は一度だけでは終わらなかった。
若い彼の肉体は、一度イっても、すぐに硬さを取り戻す。
しかもあの巨根が、さらに濡れた私の中で跳ねる。
「もう一度……してください」
「っ……好きにして。私、あなたのものになっちゃったから」
その言葉を聞いた彼は、瞳を潤ませ、何度も、何度も、私を貫いた。
朝方、カーテンの隙間から光が差す頃。
私はシーツに包まれながら、まだ眠る彼の胸に頬を寄せた。
彼の熱が、まだ私の奥に残っている。
あの巨根が押し拡げた部分が、じんじんと疼いて、名残を訴えていた。
私は人妻。彼は十九歳の部下。
許されない関係なのに、身体はもう、彼のものになってしまった。
でも――
この背徳と快楽に包まれた夜を、後悔しているかと問われたら。
答えは、きっと。
「いいえ。私は、女として、また目覚めたから」
午前11時。
オフィスは静まりかえり、営業部の数人が外出していた。
私はデスクで資料をめくりながら、さっきからずっと感じていた。
視線。
背中に絡みつくような熱。
制服のスカート越しに伝わってくる、彼の欲の気配。
隣の席で書類に目を落としているのは、西村悠真。
十九歳の新人。
私の直属の部下であり――
一週間前に、ベッドの上で処女を奪った少年。
いや、少年などではなかった。
あの夜、私の奥まで貫いた彼のそれは、常識を超えた熱と太さを持つ“巨根”だった。
あの衝撃を知ってから、身体がもう、常にどこか疼いている。
そして今朝。
始業してすぐ、彼は小声で囁いた。
「……課長、今日、したくてたまらないんです」
息を詰める私の耳に、彼の吐息が触れた。
「……オフィスで?」
「我慢できそうにないです……トイレで、今……」
頭が真っ白になった。
ありえない――理性は叫んでいるのに、身体がすでに濡れ始めていた。
「……10分後。女子トイレ、4階の一番奥の個室」
私は何も言わず、立ち上がり、資料を持って4階へ向かった。
人の気配のないフロア。
トイレの扉を押し開け、いちばん奥の個室に入る。
スカートの裾を直す手が、かすかに震えていた。
数秒後、足音。
個室の扉がノックもなく、内側から開かれた。
「悠真くん……っ」
言い終える前に、彼は私の唇を塞いだ。
キスが深まる。
背中のチャックが下ろされ、ブラウスがずり下ろされる。
胸が解放され、すぐに彼の手が揉みしだく。
「っ、ダメ……ここ、職場……っ」
「……だから、興奮するんです」
その一言に、私の膣がぎゅっと締まった。
スカートがまくり上げられ、タイツが引き裂かれる。
パンティの布越しに熱い先端が押し付けられる。
「……濡れてますね、課長……っ、すごく……」
彼の囁きに、羞恥と快楽が一気に押し寄せる。
パンティが片脚だけ脱がされ、そのまま太腿を開かされる。
しゃがみ込んだ彼が、私の秘部に舌を這わせた瞬間――
「んんっ……あっ……ダメ、声、出ちゃ……っ」
個室の中、消音と興奮が交錯する。
彼の舌がクリトリスを吸うたび、脚が崩れそうになる。
便器の蓋に手をつきながら、私は必死に声を殺していた。
「……挿れますね」
立ち上がった彼が、すでに剥き出しの巨根を手で支えていた。
脈打ち、震えるそれは、いつ見ても圧倒的だった。
「……今、ここで……入れちゃうの……?」
「……課長のこと、ずっと夢に見てた。トイレで、奥まで突きたいって」
息が止まる。
先端が入り口をくぐった瞬間、ぬるりと音がして、太い茎がゆっくりと膣内を割って入ってくる。
「んっ……ああっ、やっぱり……太すぎる……っ」
「すごい……吸いついてくる……中、キツいです……っ」
音が出ないように、唇を噛みしめる。
だけど、奥まで貫かれるたびに、お腹の下がびくびくと震える。
彼は私の両太腿を持ち上げ、壁に押しつけた体勢でピストンを始めた。
「んっ……あっ……んんっ!」
太さが、長さが、奥の奥を叩いてくる。
個室の中。
壁に響く体のぶつかる音。
微かに漏れる吐息と、水音のような愛液の濡れた音。
「課長……好きです……ずっと……っ」
「……私も……もう……あなたのが、欲しくて……たまらない……っ」
彼の腰の動きが、激しくなる。
奥を突かれるたび、子宮が揺れ、快感が脳まで突き抜ける。
「あっ、イクっ……っ、んんっ……だめ……っ、声、出ちゃ……っ」
絶頂の波が、膣をきゅっと締めあげる。
その瞬間、彼も膨らんだ根本を震わせながら、中で達した。
「……すごかったですね……課長」
「ほんとに……もう……次は……会議室の奥でしようか」
二人して笑いながら、肌を整え、個室を出た。
何もなかったような顔でエレベーターに乗る。
でも身体の奥ではまだ、熱がくすぶり続けていた。
人妻であり、上司でありながら、
こんなにも欲に溺れてしまう自分が怖い――
けれど、その恐怖すら、今は快楽と同じ熱を帯びている。
私はもう、この十九歳の巨根に――
心も身体も、完全に堕ちてしまったのだ。
夫の出張は、今月いっぱいで三ヶ月目になる。
一週間に一度だけ、夜に決まってくるLINEのビデオ通話。
時間はだいたい21時。
無精髭の伸びた夫が、ホテルのベッドに腰を下ろして、缶ビール片手に他愛のない会話をする。
最初の頃はまだ、久々に顔を見れるのが嬉しかった。
でも最近は、私はその時間が近づくたびに――焦燥でもなく、緊張でもなく、ある種の興奮に似た“疼き”を覚えるようになっていた。
今夜。
悠真がまた、私の部屋に来ていた。
19歳の彼。
私の部下。
一度、身体を重ねてからというもの、彼の欲は留まることを知らない。
それは、私も同じだった。
いや、むしろ彼以上に、私は――
彼の太く、硬く、若い肉に溺れていた。
「ねえ、悠真くん……今日、21時に、また夫からビデオ通話くるの」
「じゃあ、そのとき……したい」
「えっ……バカじゃないの……?」
「課長のこと、画面越しの旦那さんに“見せて”みたい。中では、俺が動いてるのに」
耳元で囁かれたその言葉に、膣がきゅうっと疼いた。
理性は、あきらかに拒絶していた。
でも身体は――すでに、彼のものだった。
「……ソファに座って。私、上からするから」
画面の向こうでは、夫が眠たげな目で笑っていた。
「こっちは暑くてさ、毎日汗だくだよ」
「ふふ、こっちは涼しいよ」
私はワンピースの裾を膝上で整えながら、画面に顔を寄せる。
膝の下、ソファに腰掛けた悠真が、私の太腿をそっと撫でる。
膣口はすでに潤んで、熱く、彼のそれを迎え入れる準備が整っていた。
「……入れるよ?」
彼の声が、スマホのスピーカーに重なる。
私は一瞬だけ目を閉じて、ゆっくりと腰を下ろした。
ぐちゅ、と淫靡な音を立てて、膣奥へ押し広げながら、巨根が沈んでいく。
思わず喉が鳴った。
「……は、い……今、ちょっと喉が渇いちゃって」
夫が笑う。
「水でも飲めばいいじゃん。ああ、もう眠い……」
下腹部にズシンと響く圧迫感。
悠真のそれは相変わらず、膣の限界を試すような太さだった。
「動くよ?」
「……ダメ、ゆっくり……っ」
私は夫と会話を続けながら、ゆっくりと上下に腰を使う。
画面の向こうの夫は、まさか自分の妻が今、他の男の中に腰を落として喘ぎかけているとは夢にも思っていない。
「あのさ……今度帰ったら、美味い焼肉でも食べに行こうか」
「う、うん……そうだね……っ」
背中で、悠真の指が私の背骨を這う。
そのまま胸元に忍び寄り、下着の隙間から乳首をつまむ。
「っ……んんっ……」
「あれ? なんか声、変だぞ?」
「ちょっと、ソファのバネがぎゅって鳴っただけ……っ」
私はスマホのカメラアングルを調整しながら、悠真の耳元に唇を寄せた。
「やだ……奥、当たりすぎ……」
「声出さないで。旦那さんにバレるよ?」
そのくせ、彼はさらに奥へ、ずん、と突き上げる。
下腹部が跳ねて、子宮が甘く痺れる。
「そろそろ切るわー。こっちは早朝出勤だから」
「……うん。おやすみ……気をつけてね」
通話が切れると同時に、私は全身から力が抜けて、彼の胸に倒れかかった。
「……バカ……ほんとに、こんな……っ」
「でも、濡れてた。すごく……奥まで吸ってきてたよ」
彼が唇を私の耳たぶに這わせる。
そして、膣奥をぐっと突き上げながら囁く。
「ねえ、もっとイかせていい?」
「っ……お願い、イかせて……めちゃくちゃに……」
そのあとはもう、快感しか残らなかった。
深く、濃く、どこまでも堕ちていくように。
私の身体も心も、もうとっくにこの十九歳の男のものだった。



コメント