結婚祝いに5年ぶりに再会した同期と巨乳妻の宅飲み寝取られ話 根尾あかり
【第1部】彼氏じゃ満たされない夜にセフレから届いた「友達と飲み会」の誘い
私は東京で事務職をしている、29歳の梨花。
社会人になって7年目、同い年の彼氏とは付き合って3年になる。
彼は優しいし、真面目だし、結婚相手としては申し分ない。
でも、ベッドの上では、いつもあっさり終わってしまう。
私の中に残るのは、満たされた安堵よりも、どこか取り残されたような火照りだった。
そんな時期に、私はなおきと出会った。
友達の紹介で知り合った3つ年下の彼は、最初から「彼氏になりたい」とは言わなかった。
ただ、飲みに行って、酔って、気が合って、気付いたら同じベッドにいて──
そこから自然と、「セフレ」という関係に落ち着いた。
「今日は会える?」
「彼氏とは最近どう?」
そんな軽いメッセージのやりとりの裏側で、
私は「彼氏には言えない自分」を、なおきに預けていたのかもしれない。
その夜も、仕事帰りにスマホが震えた。
「今日、うちで飲み会するからおいでよ。友達も来る」
顔文字付きの軽い誘い。
なおきの家での飲み会は何度も行ったことがあって、いつもは男友達と女の子が混じって、
ゲームしたり映画見たり、なんとなく流れで…という、お決まりのパターンだった。
だから私も、特別な警戒もなく、
「いいよ、何時に行けばいい?」
と返していた。
約束の時間より少し早く最寄り駅に着いて、コンビニで適当にスイーツを買った。
「女子っぽい差し入れくらいしないとね」と、自分に言い訳するみたいに。
インターホンを押すと、いつもの笑顔でなおきが出てくる。
「おー、梨花ちゃん。早いね」
「スイーツ買ってきたよ。女の子いるんでしょ?」
靴を脱ぎながら部屋に入ると、ソファには見慣れない白人の男性が座っていた。
背が高くて、Tシャツから覗く腕は少し焼けていて、目が合うと柔らかく微笑んだ。
「Hi, nice to meet you. I’m Alex.」
「……あ、はじめまして。梨花です」
とっさに片言の英語で名乗ると、なおきが笑いながら言った。
「今日さ、来るはずの子たち、急に来れなくなっちゃって。
だから、俺とアレックスと梨花ちゃんの、3人飲みになっちゃった」
一瞬、頭の中で何かが引っかかる。
──いつもは女の子もいるのに。
──私ひとり、男二人。
「え、他には?」と聞いた目の前で、なおきは肩をすくめる。
「ドタキャン。まぁでもさ、料理も酒もいっぱいあるし、もったいないからさ。
大丈夫、大丈夫。変なことしないって」
そう言って笑う顔が、いつも通りで。
テーブルの上には、大皿の料理と、飲み物の缶やボトルが並んでいた。
明らかに、3人では食べきれない量。
──やばいかも。
そう思った瞬間と、
「まぁ…いっか、大丈夫だよね」と自分に言い聞かせる声が、
胸の中で同時に響いていた。
グラスに注がれるお酒の音、
テレビで流れている洋楽、
外国人の彼の少し癖のある日本語。
最初の一杯が喉を下りていく頃には、
私の中の警戒心は、アルコールと一緒に少しずつ溶けていった。
【第2部】「パンティ濡れてるよ」の囁き──見られながらほどけていく私の境界線
お酒が進むうちに、会話もだんだん砕けていった。
アレックスは日本に来て3年目で、IT関係の仕事をしているらしい。
日本語は上手だけど、ところどころ英語が混ざる話し方が妙に色っぽくて、
私が笑うと、彼も子どもみたいに目を細めて笑った。
「梨花ちゃん、飲むと顔赤くなるね」
「え、やだ。そんなに?」
「かわいいよ」
なおきが横からそう言って、当たり前みたいに私の肩を抱く。
それはいつもの距離感で、
私は「もう」と軽く肘でつつきながらも、拒まなかった。
やがて、なおきの手が、肩から腰、そして太ももへと、
少しずつ、でも迷いなく移動していく。
「ちょ、なおき…アレックス見てるじゃん」
「アレックスは大人だから大丈夫。ね?」
英語混じりの軽口で、3人の間に笑いが起きる。
でも、その笑いの中で、なおきの指先だけは、はっきりと温度を上げていた。
ソファのクッションに背中を預ける形になって、
私は二人のあいだに挟まれるように座っていた。
片側からは、日本語で甘く崩れた調子の声。
もう片側からは、低く響く英語の響き。
どちらも、私の耳のすぐそばで混ざり合う。
「ちょっと…やだよ、こんなの」
口ではそう言いながら、笑ってしまう自分がいた。
それが「本気の拒否」にならないことを、誰よりも私が知っていた。
なおきの手が、スカートの上から太ももをなぞり、
そのまま裾の内側へと滑り込んでくる。
思わず脚を閉じようとした瞬間、
反対側からアレックスの手がそっと添えられ、動きを止められた。
両側から、脚を開かれる形になる。
ストッキング越しに伝わる指先の感触。
布一枚を挟んだだけの、その薄さ。
鼓動が、喉までせり上がってきて、呼吸が浅くなる。
「や、ほんとに…こわいって」
それでも、声は囁きになってしまう。
なおきが、私の耳元に唇を寄せる。
「……パンティ、濡れてるよ。脱ごうか」
その言葉を聞いた瞬間、
自分でも分かっていた事実を、あらためて突きつけられた気がした。
──こんな状況なのに、私、感じてる。
そしてそれが、一番怖くて、一番興奮した。
強く拒めば、きっと止めてくれただろう。
でも私は、脚を閉じるふりをして、小さく息を呑んだだけだった。
一瞬だけ脚を閉じて、
その動きの隙間をつくみたいに、なおきの手がストッキングの中に滑り込み、
下着の端をつまんで、ぐっと引き下ろす。
「ちょっ……」と言うより早く、
アレックスの指先が、足首の方へとその布を抜き取っていく。
まるで、二人がよく打ち合わせたダンスでもしているみたいに、
私の身体から一枚一枚、夜の防具が剥がされていく。
上半身の布も、やがて彼らの手でずらされて、
ブラのホックが外れた感覚だけが鮮明に残る。
肌に触れる空気が、さっきより冷たくて、その分だけ敏感になる。
アレックスの唇が、胸元のどこかに触れた。
なおきの指が、腰のあたりを確かめるようになぞる。
具体的にどこをどう、なんて、もう覚えていない。
ただ、あのときの私は、「見られている」という事実から逃げられなかった。
ソファのすぐ前、テーブルの上には、
まだ手を付けていないグラスと、少し残された料理。
その日常的な風景のすぐ隣で、
私は、いつもの自分から大きく外れていこうとしていた。
「大丈夫?」と、なおきが日本語でささやく。
「You are so beautiful」と、アレックスが英語で重ねる。
その二つの声に挟まれて、
私は首だけ小さく縦に振った。
気付いたときには、
場所はソファからベッドに移っていた。
照明は少し落とされ、影がやわらかく重なり合う。
どこからどこまでが誰の手で、
どの瞬間に何が起きて、
私がどんな声を出していたのか──
全部を細かく思い出そうとしても、
脳がわざとモザイクをかけてくるみたいに、
ただ熱と、重さと、視線だけが鮮明だった。
ひとつだけ覚えているのは、
なおきの動きが途切れた瞬間、
ふと視線を横に向けると、アレックスが私をじっと見ていたこと。
その目は、獣のようでも、冷たくもなく、
ただ、私という「出来事」を目撃している人の目だった。
その視線にさらされながら、
私は自分でも信じられないほど、高く、深く揺れていた。
【第3部】彼氏には見せない顔と、セフレの「ごめんな」が胸に残ったまま
どれくらい時間が経ったのか分からない。
気付いたときには、私はベッドに横たわっていて、
髪も肌も、少し汗ばんでいた。
「シャワー、浴びよっか」
なおきに身体を起こされて、浴室に連れていかれる。
アレックスはベッドに背を預けたまま、軽く手を振って微笑んだ。
浴室の鏡に映る自分は、
さっきまでの自分と同じ顔をしているはずなのに、
どこか他人のように見えた。
首元には、見慣れない赤い痕がいくつかあって、
太ももの内側には、シャワーの水で流れきらない何かの感触が残っていた。
でも、そのどれよりも、
一番強く残っていたのは「視線」の記憶だった。
見られながら、触れられ、ほどけていく自分。
それを、止めなかった自分。
シャワーを浴び終えて、
なおきがタオルで私の身体を拭いてくれる。
その仕草は、妙にやさしくて日常的で、
さっきまでのことが、夢だったみたいに思えてくる。
そのあと、ベッドに戻ると、
なぜか自然に、三人で横に並んで眠る形になった。
アレックスの体温、なおきの呼吸、シーツの匂い。
全部が混ざって、私はあっという間に眠りに落ちた。
目が覚めたときには、外は薄明るくなっていて、
テーブルの上は片付いていた。
空になったグラスの数だけ、
昨夜の記憶が、少しずつ曖昧になっていく。
「送ってくよ」となおきが言ってくれて、
私はアレックスに軽く会釈をして部屋を出た。
彼は「See you」と笑って手を振った。
車の中は、妙に静かだった。
ラジオもつけず、信号待ちのたびに、なおきがハンドルを指でとんとん叩く音だけが響く。
家の近くに着いたところで、
なおきがぽつりと言った。
「……ごめんな」
その一言が、やけに重く沈んで聞こえた。
「え、なんで?」と笑ってごまかそうとしたけれど、
心臓の奥がきゅっと縮むのを感じた。
ごめんな、って。
何に対しての謝罪なんだろう。
私をあんな状況に連れていったこと?
友達の前で裸にしたこと?
それとも、私がこんなふうに、
いつも以上に乱れてしまったことを、見てしまったから?
「別に…いやじゃなかったし」と、やっとのことで口にすると、
なおきは前を向いたまま、小さく息を吐いた。
「梨花ちゃん、彼氏いるのにさ。
なんか…悪いことさせたなって思ってさ」
「悪いことなんて…最初から分かってたよ。
ここまで行くかは、知らなかったけど」
そう口に出した瞬間、
自分で自分の本音を暴いてしまった気がした。
──最初から、なんとなく分かっていた。
──あの部屋に行くっていうことは、そういう可能性を選ぶってことだ、って。
それなのに私は、
「友達と飲み会」という言葉に甘えて、
自分の欲と寂しさに、目をつぶっただけだったのかもしれない。
なおきと別れて、自分の部屋に戻る。
ベッドの上には、彼氏と一緒に選んだシンプルな布団カバー。
クローゼットには、彼が褒めてくれたワンピース。
スマホを開くと、
彼氏から「おはよー、昨日は疲れてない?」というメッセージが届いていた。
私はしばらく画面を見つめてから、
「大丈夫だよ。今日はゆっくりするね」とだけ返した。
指先には、まだ昨夜の感触が残っている気がする。
身体のどこか深いところが、
思い出すだけでじわりと熱くなる。
彼氏との穏やかなキスでは、
決して呼び起こされない種類の熱。
「こんなこと、覚えちゃったら…どうするの、私」
声に出してみても、答えは返ってこない。
異常なのかな、私。
最初からあんまり抵抗しなかったのって、
期待してたってことなんだろうか。
自分を責める声と、
もう一度あの視線の中に身を置いてみたい、
という危うい衝動が、同じ場所に同居していた。
まとめ【彼氏とセフレとあの夜の私──「異常」じゃなく「本音」として受け止めるということ】
あの夜のことを思い出すたび、
私は同じ場所で足踏みをしている。
彼氏は優しくて、でも私の全部は知らない人。
なおきは、私の「濡れる場所」をよく知っている人。
アレックスは、一度だけ私の「境界線がほどける瞬間」を見ていた人。
この三つの立場の違う男たちの間に、
私は自分の身体と心を、少しずつ分散させてしまったのかもしれない。
でも一つだけ、今はっきりと言えるのは、
「感じてしまった自分」も、「怖かった自分」も、どちらも本物だということ。
どちらか片方を「異常」と決めつけて捨ててしまったら、
もう片方の自分も一緒に壊れてしまう気がする。
あの夜、見られながらほどけていった私は、
確かに「いつもの私」とは違う顔をしていたかもしれない。
けれど、それもまた私の一部で、
人生のどこかで顔を出してしまう欲望だったのだと思う。
これから私は、彼氏とどう向き合うのか。
なおきとの関係を、どこまで続けるのか。
同じような夜を、もう一度選んでしまうのか、それとも距離を置くのか。
その答えは、まだ出ていない。
ただひとつだけ、
あの夜の自分を「最低」「異常」と切り捨てるのではなく、
「あれも、私の本音のひとつだった」
と認めるところからしか、
次の一歩は始められないのだと思う。
背徳の記憶は、簡単には消えない。
でも、その記憶をどう抱きしめるかは、
これからの私が決めていい。
彼氏の隣で眠る夜も、
ひとりでスマホを見つめる夜も、
ふとよぎるあの夜の断片に、
私は何度でも息を呑むだろう。
そしてそのたびに、
自分の欲と不安と快楽のかたちを、
少しずつ、確かめていくのかもしれない。




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