「見られる悦び、貫かれる悦楽――40歳、私は女に還る」
鏡に映る自分の肢体に、私はまだ欲望の眼差しを重ねられる――そう思える。
40歳。確かに若くはないけれど、私は自分のスタイルに自信がある。
細くはない。でも、たわわな胸と、丸くむっちりとしたヒップライン、張りのある太もも。
「男はこういう身体に弱いのよ」
そう思いながら、私は毎朝、タイトスカートのファスナーを上げる。
ストッキングを伝う指先さえ、今ではプレリュードのように感じる。
もう何年も、夫は私を“女”として見ない。
夜の営みも、優しさも、すべて仕事と子どもに吸い取られていった。
なのに、会社の食堂で――
ある日ふと顔を上げると、視線に気づいた。
若い男たち、30代前半。
彼らの目が、まるで獣のように私の脚を舐めていた。
「まだ、見られている」
その瞬間、胸の奥で何かがほどけた。
それは、妻でも母でもない“私”――
ずっと眠っていた女の部分が、静かに目を覚ました音だった。
私はその日から、意識的に、男たちの視線に身体を差し出すようになった。
スカートをほんの数センチ短く詰め、薄いベージュのストッキングの中は、白いレースのTバック。
制服のシャツのボタンをひとつ開けて、谷間をうっすら覗かせた。
見せつける――でも、すべては“偶然”を装って。
足を組みかえ、しゃがんでプリンターの紙を入れ替えるふりをし、椅子の角度を調整して、彼らの視線を“招き入れる”。
覗き見られるたびに、私は心臓が疼くのを感じていた。
いや、疼いていたのは、心臓だけではなかった。
昼休みのあと、トイレの個室でストッキングをずらし、指で確かめた。
そこは、熱を持ち、ぐっしょりと濡れていた。
私の身体は、見られることで甦った。
そして、ある日。
「近くのスーパーで、偶然会ったんです――彼に」
佐々木くん。
35歳、独身。以前から食堂で視線を交わしていた彼。
「こんにちは。あの……同じフロアですよね?」
思い切って話しかけたのは私からだったけれど、彼はすぐに笑いながら応えてくれた。
それから何度か会社で会うたびに、彼は私に声をかけてくれるようになり――
週末、彼から誘いが届いた。
「今度の土曜、飲みに行きませんか?」
夫は出張、息子は友達の家にお泊まり。
誰もいない夜。私は――選んだ。
鏡の前で、艶のある濃い色のリップを引く。
ボディラインを拾うワンピース。
その下には、白いレースのセットアップ。
準備をするだけで、もうすでに、身体の奥が熱く濡れているのがわかる。
待ち合わせの居酒屋。
佐々木くんのほかに、見慣れた男たち――中澤くん、田中くんもいた。
彼らも、私の身体を見つめてきた“視線の主”たちだった。
個室でのお酒。
乾杯のグラスが鳴るたび、男たちの目は、私の胸元や太ももへと泳いでいた。
そして、私はわざと、それを“与えた”。
ボタンをひとつ、またひとつ。
足を組みかえ、パンティのレースが覗くほどスカートを持ち上げる。
頬が熱い。でも、それ以上に熱いのは、身体の奥――ずっと渇いていた場所。
「……もう我慢できないです」
最初に私の身体に触れたのは、佐々木くんだった。
肩を抱かれた瞬間、胸が押し潰される。
そして彼の手が、太ももからそっと滑り込んできたとき、私は小さく喘いだ。
「や…でも、こんな…カラオケで……」
「声、漏らさないようにしてください」
吐息の混じる低い声。
その瞬間、私はすでに、女の身体になっていた。
押し倒され、スカートを捲られ、ショーツを脱がされる。
彼の指先が奥へと滑り込み、腰が勝手に揺れ出す。
頬を染めながら、私は声を殺し、息を詰めて震えた。
彼のアソコが、私の中に入ってきたとき――
私は想像を超える“太さ”に、思わず涙が滲んだ。
「あ……なにこれ……奥まで、すご……」
ゆっくりと貫かれる感覚。
広げられ、割られ、奥の奥まで突き上げられる。
そのたび、脳が真っ白になるほどの快楽が波のように押し寄せてきた。
唇をふさがれながら、腰を持ち上げられ、太く硬い彼のモノがずっしりと私を裂いていく。
私は、喘ぎながら何度も絶頂した。
全身の感覚が溶けて、言葉にならない声が漏れ続けた。
――そして、佐々木くんの家に着くと、すでに私の下着はなく、身体は完全に淫らな女になっていた。
あの夜、3人の男たちが交互に、私を求めた。
そのたびに、私は“女”として貫かれ、突かれ、開かれていった。
声を殺すこともできず、何度も絶頂に導かれて――
ついには、自分の声で、自分の意識が崩れ落ちるのを感じた。
「もっと……奥まで……好きにして……」
狂おしいほどの巨根に突き上げられ、私は女の悦びに溺れていった。
朝――
知らないベッドの上、裸のまま、白く乾いた痕が太ももに残る。
私はもう戻れない。
でも、戻りたくなかった。
私は確かに、あの夜、“女”として生き返ったのだ。



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